タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第31話〜第40話

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話数 ひとこと あらすじ
31  

 丁稚部屋で孝助は音松に秀太郎を閉じ込めるよう言う。音松は何とか秀松を葬式に出そうと孝助を必死に説得。心動かされるものの,結局孝助は「秀太郎は家に帰ったほうがいいのだ」と答える。音松はお梅にご飯を持って来させるよう孝助に頼む。だがお梅を指名したのは音松のたくらみだと直七に見破られる。
 次三郎は「秀太郎が店を出て行った」と言うが,お久は秀太郎がどこかにいて葬儀に出るのではないかと心配でならない。成田屋の隠居は秀太郎を糸茂が連れて来るのではないかと心配するが,次三郎は「心配するな」と親戚にたんかをきる。次三郎は孝助に見張りは大丈夫か念を押す。絹屋から葬式の手伝いに来たお光は,次三郎と孝助の会話を聞き,秀太郎が2階の丁稚部屋にいることを知る。
 おすみが家に帰ると,お絹は引越しの準備をしていた。秀太郎が帰って来れないようにするためだ。

32    お梅を使おうとの音松の作戦は不発に終わる。困った音松は何とか秀太郎を降ろそうとするが,見張りがいてうまくいかない。
 親戚はなぜ次三郎が自信満々なのか不思議がる。おあきは次三郎になぜてかけの子が来ないと言い切れるのか聞こうと,蔵の中に誘う。その時直七が蔵が開いているのに気付き蔵に鍵をかけてしまう。分家らは開けるよう叫ぶが外へは聞こえない。とうとう葬式が始まるが,分家は蔵から出られない。暗闇の中お秋は急に色気づき次三郎に迫る。
 お絹は葬式を陰ながら拝もうと,成田屋の方へ向かう。
 安造を探していたお糸は,誰か(お光)に後ろから目隠しされ,2階の丁稚部屋に隠された秀太郎を助けるよう頼まれる。だが2階に上がろうとしたお糸は女中に止められる。それを見たお光は2階へ上がろうとするが,丁稚に止められる。困ったお光は糸茂に相談に行く。実はお光は糸茂からのさしがねだったのだ。だがこれ以上糸茂には打つ手なし。糸茂はお光を成田屋へ帰し,卓上へろうそくを灯し一人で秀吉を偲ぶのだった。
33    葬式に女が弔問に来る。孝助は第2のてかけかとびっくりするが,これは孝助の勘違いだった。
 次三郎夫婦は蔵から出られない。親戚らは葬式に出なかった頼りない分家の代わりに成田屋に取り入ろうと画策する。
 葬儀後の出棺の時,お糸が2階の秀太郎を下へおろしてしまう。お久らは秀太郎がまだ成田屋にいたことに驚く。出棺の行列を見た者は,てかけの子だと口々に噂し,お久らは困惑。葬列を歩く秀太郎は,葬列を見送る人の中に隠れていたお絹を見かけ駆け寄るが結局会えず,泣いている所を音松に引きづられていく。
34    お光は糸子が秀太郎をおろしたことを糸茂に報告。糸茂は「あの子が男の子だったら…」とうなる。
 お久が糸子を怒ると,糸子は女の声で教えられたことを話す。蔵から出た次三郎は,てかけの子が出てきて皆が恥をかいたことを知らされる。次三郎は自分が2階に隠したことを白状するが,自分は糸子をそそのかした犯人に閉じ込められたに違いないと主張。犯人探しのため,隠居はおなごしを,次三郎は男衆を取り調べることにする。
 次三郎は蔵を閉めた者を捜すが,「蔵の鍵を閉めたらなんで裏切り者になるのか?」と問われ言葉につまる。お松,お竹,お梅が親戚からの尋問を受ける中で,お松どんがボケまくる。お久はお光の働きを気に入り,ここで働くよう頼む。お光から「裏口から出て行く女の姿を見た」と聞かされたお久は,糸子をそそのかしたのはてかけだと想像する。
35    隠居は糸子におなごしの声を聞かせるが,その中に犯人はいない。お久はお絹が犯人だと思い込み,女中への疑いは晴れる。
 次三郎は直助,豆七を脅し,自分に忠義を尽くすよう工作する。急に態度がでかくなった直助は奉公人らに「次三郎が主人になるので秀吉のことは忘れろ」と命じる。次三郎から「秀太郎を追い出す方法を考えろ」と命じられた孝助は,秀太郎を丁稚にしてしごくことを提案する。
 秀太郎がお光のおにぎりを取ったことから,お久は次三郎が奉公人に食事させていないことを知り,次三郎を怒鳴る。次三郎への忠義を誓った音松は,次三郎の目前で秀太郎をどついてみせる。
36    次三郎が去ると音松は「叩かないと辞めさせられる」とこっそり秀太郎に謝る。秀太郎は「もっと叩いていい」と答える。
足洗い(葬儀後の食事)の席でお久は,安造を4代目とし自分が後見人になると宣言するが,当の安造はお辞儀したまま居眠り。糸子から頼りない跡取りだと言われてしまう。孝助は次三郎の意地悪で足洗いのご馳走を食べ損なう。
 台所では奉公人が親戚用のご馳走を食べようとするが,寸前でお松らに取り上げられ大根に変えられる。お光は孝助の膳を秀太郎に与えたため,孝助は1人ご飯を食べられなくなる。
 次三郎は天に向かって自分が成田屋に残れるように祈る。一方,孝助は次三郎が残らないようにと祈る。
37    お久は親戚を集め今後のことを相談する。親戚らはそれぞれ自分が成田屋へ残ろうとするが,お久はてかけの子の決着をつけるため次三郎が残ることを提案し,親戚一同は渋々同意する。
 お久は次三郎に主人はあくまで安造,後見人はお久,何事も一人で決めるなと釘をさす。次三郎はいやな役ばかり頼まれムッとするが,月給百円と聞き喜んで引き受ける。
 お久は奉公人を集め,序列が安造,お久,次三郎の順だと知らせる。人事を任された次三郎が,孝助と直助を番頭に,豆七を小番頭に任命。秀太郎も丁稚になり名前は秀松となる。お久はお光を雇いお梅をクビにしようとするが,安造とお光の助言でお梅のクビだけは何とかまぬがれる。お久は葬儀のお礼に皆に金を渡そうとするが,「わしが渡す」と次三郎が横取りする。豆七が秀松に挨拶しろと怒ると,音松が秀松の頭を「おやすみやすと言え!」と押さえつける。
38    音松らは次三郎が懐に入れたお久からの祝儀をもらおうと丁稚部屋で密談。
 分家は祝儀の金を自室の茶釜に隠すが,それを影から見ている目が…。
 豆七らは秀松を追い出そうとたくらみ,豆七が監視のため丁稚部屋で寝ることになる。豆七は挨拶や寝小便等,丁稚を厳しく注意指導する。
 お光はお梅の教育役となりお梅の言葉遣いを直す。
 お久から秀松の帯と服を受け取ったお久は,これを深夜音松に渡す。お光は帯の締め方を知らない音松に帯の締め方を教える。
 床に戻った音松は秀松がおねしょしているのに気付き,熟睡中の豆七の布団と取り替える。
39    床へ戻ったお光はどこへ行っていたのかとお松らに問い詰められるが,「家にお位牌を取りに帰っていた」とうまくごまかす。
 朝起きた豆七は,自分がおねしょしたのかとびっくり。
 寝ぼけ顔の安造は主人としての自覚が全くなく,お久をあきれさせる。
 秀松は風呂掃除を命じられるが,井戸水さえろくに汲めない。通りがかったお光が井戸水の汲み方を教える。
 水を運ぶ秀松は次三郎にどつかれ廊下に水をこぼす。こぼした水を拭いている秀松の手を,安造が下駄履きのまま廊下へ上がり踏んづけるが,返り討ちにあい泣かされる。安造の泣き声に駆けつけたお久が秀松を叱り,次三郎が秀松をどつくが,お糸が下駄の足跡を見つけ,安造の方が悪いとあばき秀松を助ける。皆が去り一人残され秀松は泣きながら廊下を拭く。
40    次三郎らは掃除が終わるまで秀松を飯抜きにする。
 お光は秀松の手の怪我を手当てし,「そうじに決着をつけて初めてご飯を食べられる。兄弟と呼んでもらうまでは丁稚だ。」と諭す。食事を終えた音松が秀松を手伝いに行こうとするが,お光は秀松のためにならないから手伝うなと音松を止める。
 次三郎の命令で孝助が秀松に「飯がほしければ家に帰れ」と勧めるが,秀松は家への道を知らない。店では次三郎の態度が悪く,お客を怒らせるばかりか,店内で大声でてかけの子の話をしてお久にも恥をかかせる。
 豆七は秀松に重い荷物を持たせていびる。

 

 

 

 

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