タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第111話〜第120話

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話数 ひとこと あらすじ
111    豆七・捨吉は次三郎に追求されついボロをだしてしまう。開き直った豆七は,「ご寮さんの前ではっきりしよう」と言うが,逆に次三郎に「警察に言うぞ」と逆襲され撃沈。捨吉はタヌキを隠していたことを白状する。次三郎は豆七と捨吉を丁稚部屋へ連れて行くことにする。川へ様子を見に行こうとした直助は3人が帰ってくるのに気付き,孝助へ知らせる。
 お久とお糸はこんな夜中に誰かが家の中で動き回っている事に気付く。お久は次三郎の部屋へ行き,次三郎がいないことを確かめ立ち去る。その後にお糸が次三郎の部屋へ入り,安造が吉澤綾之助から150円を借りた借用書を見つける。
 次三郎は丁稚を起こし部屋の外へ出させて荷物を調べだし,荷物の中から濡れた10円札を見つける。次三郎は豆七と捨吉を丁稚部屋へ呼び,残りの金を出せと追求するが,その荷物は捨吉のものではなく秀松のものだと判明する。
112    お糸は次三郎の部屋で借用書を見つける。お久は奉公人たちの動きを不審に思っていた。次三郎は丁稚の荷物から10円札を見つけ,捨吉と豆七を追求するが,荷物は秀松のものだと判明。秀松は次三郎に尋問され,井戸のそばで拾ったと言うが,信じてもらえない。その様子を聞いた直助は隣の部屋に隠れている孝助に報告。孝助は直助に井戸のそばの溝にお金があるか調べに行かせる。だが直助は井戸端でお久に見つかってしまう。直助はタヌキの中に500円あったこと,ちょっと前まで600円あったことをお久に話す。そのころ丁稚部屋では次三郎が秀松をどつくが金のありかはわからない。豆七の勧めで追求は明日にすることにするが,次三郎は豆七の様子を伺おうとし隣の部屋へ隠れる。布団へ隠れた次三郎を孝助は直助だと勘違いし,金はどうだったと声をかけてまう。布団から出た次三郎は,孝助・直助に金のことをしっているなと追求する。
113    孝助は次三郎に追及され,とっさに次のような作り話をする。
 『直助は川で金を見つけた。孝助と直助は川へ金を拾いに行ったが,既に潮に流されており,10円札1枚しか持ち帰れなかった。だがその金も今夜井戸端でなくしてしまった。』
 この話を聞いた次三郎は一旦金をあきらめるが,秀松が前の日に拾った10円を孝助が今日落としたという矛盾に気付き,孝助の話は嘘だと見抜く。だが,豆七から「秀松が嘘をついており,金を拾ったのは今日だった」と聞き,あわてて丁稚部屋へ駆け込む。
114    次三郎は秀松に確認するが拾ったのは今日だと言われすっかり気落ちする。次三郎は豆七に一生恨むと言い残して立ち去る。実は豆七が機転を利かせ,秀松に1日後で見つけたと言うように命じたのだった。豆七は幸助と直助が何か隠していると感ずき,金が手に入らなかったことを悔しがる。豆七が立ち去ると,直助は孝助に井戸端でご寮さんに見つかり金のことを話したと打ち明ける。
 翌日,お糸は次三郎の部屋で見た借用書の書き写しを富江に見せる。新たな爆弾に二人は戦々恐々。
115    今にきっと何か起こると悩む富江・お糸の部屋に上機嫌のお梅がやってくる。お梅は1年たったらよくなると言い,その言葉を二人は不審に思う。
 お久は仏間に孝助を呼び出し,金のことを問いただす。孝助は次三郎が店の金から600円作り隠し持っていたことを認める。お久は奉公人が金を探しているのがあさましいと非難するが,孝助は店のために使おうとしているのだと釈明。孝助は秀松が井戸端で10円拾ったこと,次三郎には金をあきらめさせたこと,今まで金を持っていながら店を助けなかった次三郎への恨み等を話す。孝助は内緒で見つけ出し内緒で店のために使うと言い,お久もそれを了承する。孝助は安造が130円を次三郎から借りたのではないかとの疑いを口にする。そこへ富江がお小遣いをもらいに来るが,あいにく持ち合わせがない。怒って家を飛び出した富江に,孝助が10銭渡すが,駄菓子を買うんじゃないと怒った富江は10銭を秀松に渡して立ち去る。
 お糸はお松から安造が130円売ったのは15日だと聞き,借用書と同じ日付だと気付く。
116    次三郎はカメラ目線で視聴者へ自分の正当性を訴える。富江もカメラ目線で「大学へ行くためスポンサーを探してるんです。」 秀松もカメラ目線で「店にともし火をつけるためがんばっている」と視聴者へ説明。
 富江は嫁入りの結納金を先にもらいその金で大学へ行こうと考え,絹屋の隠居に縁談を頼みに行くが,先物ではなく現物でないと無理だとあっさり断られる。「ならば私の将来に投資を」と粘ると,「そんな物好きは糸茂ぐらいだ」と言われる。富江は成田屋に損害を与えた糸茂に賠償を求めることにする。
 秀松は女学校の前で文具を扱う商人を探すが,寄宿舎の泥棒と間違えられ校長室へ連れて行かれる。だが事情を話し,着物が新品だったため疑いは晴れる。秀松が袖つき着物の感想を聞くと,教頭は非常によいと褒める。
117    教頭と先生は秀松の着物が貞淑,頑健,節約という学校の基本精神にあっていると校長に薦める。だが校長は会議にかけるからと秀松を一旦帰らせる。校長は着物を買わずに裁縫の時間に生徒に教えて作らせろと発言。教頭と先生は秀松がかわいそうになり,何とかしようと考える。
 富江はてかけの件で成田屋を混乱させた賠償金をもらおうと糸茂に交渉に行くが,逆に立会人をやらされていると賠償を求められ,いそいそと帰ろうとする。糸茂は富江に「ここで働きながら大学へ行くか」と呼びとめ,富江は喜んで飛びつく。
 秀松が帰り道でみかんを買っていると,次三郎が男と話しているのを目撃する。次三郎は男に借用書を渡し,安造に金を請求するよう言う。店にその男が現れ,吉沢と名乗る。お糸は直助に吉沢のことを探るよう頼む。安造は吉沢と一緒に店を出,直助がこっそりあとをつけるが,その様子を次三郎が影から見ている。秀松は孝助に吉沢と次三郎が一緒にいるのを見たと報告。お梅は秀松から頼まれみかんをお糸に渡す。
118    秀松はみかんを買っていると,次三郎と吉沢が一緒に歩いているのを目撃。お糸はみかんをもらうのを拒否して買ったことにする。お糸は借用書のことを孝助と相談。二人は次三郎のたくらみを見抜くが,抵当を取っていることまでは考えなかった。
 直助は安造らを追って飲み屋の入り口で中を伺う。それを車に乗ったお久が見つける。飲み屋の中では男が安造に金を返すよう迫る。そこへお久が乗り込み,借金したことがばれてしまう。お久は安造が権利書を渡したのではないかと疑う。お久はあわてて家へ帰り仏壇の中を探す。
119    お久は権利書を探すが見当たらない。そこへお糸が来たので探すのをやめごまかすお久。
 お久は店の裏で直助に会い,男を見失ったことを聞く。その様子を次三郎に盗み聞きされ,こないだの夜お久と直助の間に何かあったことを知られてしまう。いいこと聞いたと次三郎が喜んでいると安造が帰ってくる。次三郎は安造に,金は安造が1人で借りたことにするよう仕向け,安造はしぶしぶ了承。
 秀松はお糸がみかんを食べなかったことを知る。お糸は秀松を「人の金で買うのは志の押し売りだ」とたしなめる。
 お糸・孝助はお松からお久が帰りに直助・安造・借金取りに会ったことを聞き,お久が何もかも知ってしまったのだと確信する。お糸・孝助は,お久が150円のために店を抵当に入れるのを防ぐため,洗いざらいお久に打ち明けようとする。お久は再度権利書を探すがやはりない。そこへ次三郎・安造が現れる。安造は1人で金を借りたと告白。お久は抵当に権利書を渡したのかと安造につかみかかる。
120    お久に権利書のことを聞かれ,安造は次三郎と二人で金を借りたと白状してしまう。お久は次三郎の部屋へ行き次三郎と対決。お久はたぬきの金などを問い詰め,ついには次三郎に出て行けと言う。だが次三郎はお久と直助の仲をネタにお久をゆすり立場が逆転。お久は次三郎を守り直助をクビにするよう約束させられる。お糸と孝助はお久に次三郎のたくらみをばらすが,お久は次三郎を守るため「もう解決した」と言い張る。お糸が食い下がるがお久は「もう聞きとうない」と逃げ出し,部屋に帰ると一人泣き崩れる。

 

 

 

 

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