タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第121話〜第130話

意図しないネタバレを防ぐため
あえてスペースを大きくあけています。
上下左右にスクロールしてお読みください。

もどる

 

 

 

 

話数 ひとこと あらすじ
121    お久は次三郎を責めたが弱みを握られ逆に次三郎をかばうはめになる。それを不審に思った孝助・お糸は,お久が弱みを握られており,権利書は次三郎の部屋にあるとにらみ調べることにする。お久は次三郎の部屋に権利書があるのではと疑い,部屋へ忍び込み調べる。そこへお糸が来て鉢合わせ。お糸は何もかも打ち明けてくれと頼むが,お久は権利書を探していることも,次三郎に脅されていることも否定し,部屋を出て行く。
 そのころ次三郎は共謀の男に借用書の期限は明日と書き加えさせていた。次三郎は男に権利書を使ってお久らをおとしめる方法を話す。
 お久は店の外へ直助を呼び出し,「何も言わず店辞めてくれ」と告げる。お久は夕べの話を次三郎に聞かれ辞めさせるよう言われたと明かす。だが直助は次三郎が自分に何も言わないことから,お久が次三郎と何か取り引きしたのではと疑いお久を問いただす。
122    お久は借金の担保に成田屋の権利書を取られたことを直助に告白。直助はみんなに正直に話すと言うが,お久はてかけと枕を並べ子供を生んだとの噂に懲りており,事を荒立て次三郎にまた噂を流されるのを恐れ,誰にも言わないよう口止めする。直助は分家の金を見つけてから暇をもらうと言う。
 成田屋の店頭に女学校の先生と教頭が視察に来る。そこへ安造が帰ってきて,先生をみだらな行為で挑発し先生を怒らせる。秀松が安造にお客さんに挨拶するよう頼むが,「てかけの子になめられてたまるか」とどついて立ち去る。これを見た教頭は怒り,「みだらな主人の店は論外だ」と帰ろうとするが,先生は人違いだと秀松をかばう。教頭の問いかけに,秀松は自分がてかけの子であることを告白する。
 安造は裏口からこっそり家に帰るがお梅に見つかる。お糸は奉公人らと台所でご飯を食べる前に吉沢の借金のことを話そうとすると,直助がその話は後でと止める。お梅はうっかり安造が帰ったと口走ってしまう。
123    お梅から安造が帰ったと聞き,お糸と孝助は安造の部屋へ行く。お糸は安造にかまをかけ,権利書を渡したことを白状させる。富江,孝助も加わり安造を説教。お糸は次三郎が600円のへそくりを持っていたこと等を話し,やっと安造に次三郎が店を狙っていることをわからせる。安造はどんなことをしても取り返すと啖呵を切るが,3人は本当にやれるんだなと詰め寄る。
 秀松は駐在所で先生,教頭に自分の身の上を話す。成田屋を盛り立てるため矢絣を売ると言う秀松に,先生はすっかり感動するが,教頭はまだ信じない。だが,さっきの男が本妻の子である若旦那だと聞き,教頭も秀松を信用する。
 直助が一人で店にいるとお久が帰ってくる。お久は親戚に借金を頼みに行ったが断られていた。直助は今晩から分家の金をさがすからとなぐさめる。「最後のご奉公,立派に勤めます」「堪忍な・・・」
124    お久は直助に「短気起こさんようにな」と言い,奥へ行く。
 秀松は矢絣販売の目途が立ち喜んで店に帰るが,直助も孝助も自分が悲しんでいるのに何を喜んでいるのかと叱られる。お久は孝助から,お糸・富江が安造に何か話をしていると聞く。
 お糸・富江は安造に次三郎からどんなことをしても権利書を取り戻すよう命じる。そして武器としてカナヅチやキリを渡し,もし断られたらこれでおじの命脈を絶ち自分も死ねと命じる。これはお糸の「殺して自分も死ぬ気持ちがあったら,粘りもするしあきらめずやるだろう」との考えからだった。
 安造が次三郎の部屋の前で待っていると,お久がやって来る。安造からおったんを殺して権利書を取り返すとの話を聞き,お久は驚く。お久は次三郎との約束を守るため,無理矢理安造を連れて行こうとする。
125    お久はあわてて安造を部屋へ連れて行こうとする。お久は安造をなだめすかして自分の部屋へ連れて行く。その様子を富江が目撃しお糸へ報告。安造はお久にお糸らに言われたことを一部始終話す。お久はこれを止めるよう懇願。この件は既に解決したのだと安造を騙し,権利書はタンスにあると嘘をつく。安造は喜んで部屋を出る。お久は仏壇アングルで親に許しを請う。
 安造は店で孝助・直助に「事件は解決した。権利書はタンスの中にある。それを言わないのは奉公人の首を切るためだ。」と言い店の金を奪い遊びに行く。直助は権利書があると聞き,確かめに行く。タンスを調べる直助にお久は驚く。お久は安造に次三郎に掛け合うのを止めさせるため嘘をついたのだと告白。「直助には全て打ち明けたのに自分を疑うのか」とお久は泣き崩れる。堪忍してくれと謝る直助。
126    泣き崩れるお久に直助は泣いて詫びる。お久は直助にすがって泣く。直助は今晩中に井戸の周りの金をさがすという。そこへお糸がやって来て,直助はあわてて隠れる。お糸はお久に何でも相談するよう頼み部屋を出る。直助がお久のところからこっそり出て行くところを,孝助が物陰から見つける。孝助は家に帰るふりをして外から直助の様子を伺う。
 直助は12時を過ぎてから井戸の周りの金を探す。そこへ孝助が現れ,「金は自分が既に探したがなかった。全て話してくれ」と説得。直助は次三郎が自分とお久の関係をばらすと脅していることを全て打ち明ける。直助は自分を責めるが,孝助は「誰にでも過ちはある。どんなことがあっても辞めてはいかん。わてにまかせて」と励ます。
127    お梅は花嫁になるが持参金をなくす夢を見る。あわてて金を確認するお梅。
 朝食の席で,秀松は矢絣を売りに行くと言うと豆七がいやみを言う。豆七は安造の浪費を嘆くと,ちょうどお糸がやって来て安造の非をわびる。
 直助はお久に金がなかったことを報告。直助は孝助が自分の退職を認めなかったことも報告し部屋を出る。
 お松とお梅は仏壇の花を節約するお久に,それよりも若旦那を何とかするよう進言するが,お久は答えない。
 一方,富江は糸茂の蔵の中にいた。糸茂は富江を東京の生活に慣れさせるため納豆,鉄火丼,南京虫を富江に体験させる。
128    安造は以前反物を置くため借りた2階の部屋で寝ていた。安造は表の井戸で洗濯していた女を反物をネタに口説こうとすると,秀松の祖母のおすみが割って入る。だがお互い何者かは気付かない。安造は糸茂は火の車で成田屋は若旦那のおかげで繁盛していると嘘を言う。おすみは成田屋の若旦那はアホだと大阪中で噂されていると言い,安造は怒る。
 女学校の職員会議で雨漏りを直す予算がないことが議題になる。教頭は成田屋の着物を売り利益を出そうと提案するが,校長は学生に縫わせるよう提案。先生同士の激論が交わされるが,何とか成田屋の着物を売ることに成功する。だが他校の分とあわせて30日以内に900着作らなければならなくなる。
129    富江はお糸に糸茂へ行っていることを打ち明ける。
 おすみはお絹にさっき会った男の話をする。成田屋が若旦那の道楽で傾いていると噂を聞いていたお絹は,その男が成田屋でなないかと疑う。更になぜ2階に反物を置くのか考えをめぐらす。
 富江は糸茂の倉庫でタイプライターを与えられる。富江は糸茂の奉公人から,「こいさん」ではなく「成田さん」と呼ばれる。
 秀松は帰りに富江に会い,女学校から注文を900人分取ったと報告。富江に仕立てをどうするのかと言われる。秀松はお松に900人分の矢絣の仕立てを相談。だがお松は35人のお針子がいるから断れと言う。秀松は仕立屋をあたると言い店を飛び出す。お松から注文のことを聞いたお糸は,「宝の山をみすみす逃したらいかん。死んでも引き受けるんや」という。
130
 2階の安造の所へ女とその母親が反物をもらいに来る。安造は母親に邪魔され,女を口説くことができない。母親からどこの問屋かと聞かれ,安造はナルミヤと嘘をつく。そこへ金を貸した男が手下と共に現れ,次三郎の借金のかたに反物を差し押さえる。男と安造の会話から,安造が成田屋の遊び人であると皆にばれる。安造は自分の借金もまだだと聞き驚く。
 母親はこの一部始終をお絹に話す。お絹はお光のところへ行き,分家が反物をこっそり隠したり借金したりしていることをお光に告げ,秀太郎に伝えるよう依頼する。
 成田屋では孝助が奉公人を辞めさせないようお久に訴える。そこへ安造が男を連れて来て,お久が安造やお糸に嘘をついていたことが皆にばれる。店の者も加わり,男と交渉が始まる。男は反物をかたに次三郎に金を貸し,権利書をかたに安造に金を貸したと主張。借金を返すよう要求する。
 秀松は仕立屋をあたるがうまくいかない。秀松はお光の店の前で躊躇していると,萩本欽一が通行人役で登場。

 

 

 

 

もどる

 

 

inserted by FC2 system