タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第131話〜第140話

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話数 ひとこと あらすじ
131    秀松はお光の店の前でお絹に会うが,お絹は逃げ出す。秀松は何とか追いつき,矢絣が売れてお針子を探していることを話す。お絹は問屋の奉公人の奥さんに内職を頼むようアドバイスする。秀松はもうちょっとで成田屋に明かりがつくというが,お絹は弟と呼んでもらえるまでは一緒に住めないという。お絹は次三郎が間借部屋に品物を隠し,借金のかたに取られたことを話す。お絹は泣く泣く秀松と別れる。
 成田屋では男が借金の期限が切れていると主張。直助は力ずくで借用書を取り返そうとするが失敗。お久は店を渡そうとするが,お糸が秀松の矢絣のことを話し,それまでは何としても店を助けようと1日10円の利子を申し出る。現生を見せろと言われ,お糸は孝助に店の有り金全部持って来るよう命じる。
132    母と別れがっかりする秀松のところへお光が現れる。お光から母の思いを聞き,秀松はやる気を取り戻す。
 孝助は金を取りに行ったまま帰って来ず,秋山はイライラ。お糸が様子を見に行くと,店の金は4円10銭しかなく,残りは奉公人が金を出しようやく10円という状況だ。奉公人が金を出すと知りお糸は泣いて受け取りを拒否。だが孝助に促され使うことを決意。安造が逃げ去ったところへお金を持ってくるが,吉沢は1日しか待たないと言う。12時までに10円作れと言われ,泣き崩れるお糸。そこへお梅が150円を握りしめやって来る。あまりの出来事に皆びっくり。
133    借用書を取り上げられ,更に権利書を返せと言われ男はしどろもどろ。男は権利書を取りに行き,直助が付いていくことになる。
 お梅は孝助,お久に金は井戸で拾ったことを告白。孝助とお久はこれが分家の金だと気付く。お梅は残りの金も全て孝助に渡し,お梅が金を持っていた理由は,お梅が良いとこの娘で遺産をもらったことにしようと口裏を合わせる。
 直助,お糸,豆七らに付いて来られ,困った男は権利書を取ってくるから一人にしてくれと頼む。お糸は了承し,豆七がこっそり後をつける。しばらくして豆七は男が玉乃家という旅館に入ったと報告。誰がいるか確かめてくるというお糸を直助が止め,自分が代わりに行くと言う。
134    宿で次三郎がくつろいでいると秋山がやって来る。秋山から金を見せられ借用書を取られたと聞き,次三郎は秋山が金をもらって裏切ったと思い,二人は内輪もめする。秋山が突き飛ばすと次三郎は気絶する。その隙に次三郎の懐から権利書を盗むが,そこへ直助が現れ権利書を取り上げ秋山を追い出す。気が付いた次三郎は,お久との関係で直助を脅すが,逆に権利書泥棒で警察に突き出すと言われ泣いて謝る。何でも言うことを聞くと言われ,直助は次三郎に150円をあきらめることと二度とご寮さんを脅さないことを約束させる。直助はお糸には次三郎に会ったことを隠す。
135    お糸,直助らが権利書を持ち帰り皆一安心。直助は次三郎が権利書を持っていたこと,二度と脅さないよう誓約書を取ったことをお久に報告する。
 お糸,孝助は秀松の矢絣販売を手伝おうとするが,直助はお久の気持ちを考え矢絣に反対。お久も一人でやらせるよう孝助に命じる。秀松が孝助の習字を手本に,内職募集の張り紙を一人で書いていると,お糸がやって来て,張り紙よりもおなごしの口コミで募集するよう秀松にアドバイスする。お糸は秀松を励まし,矢絣を納入したら習字を教えてやると約束。お糸の言葉に感激する秀松。
136    直助は次三郎に品物を返せば150円返すと告げる。
 安造は相変わらす飲み屋で飲んでいると,弁護士の内藤と名乗る男と知り合う。安造は借金や権利書のことを内藤に相談。だが内藤は悪徳弁護士だった。かもが飛び込んできたと喜ぶ内藤。内藤は手下の男に成田屋のことを調べさせる。
 秀松はお糸に習字を教えてやると言われた事がうれしく,それを母宛の手紙に書く。
 お糸は孝助の奥さんのおいしにお針子を集める仕事を頼みに行き,おいしは喜んで引き受ける。秀松はお糸の口添えで園妙寺に内職部屋を借り,受付の女を雇う。おいし,お梅,お松の口コミで早速お針子がやって来る。秀松はお糸の口コミを使うアイデアのおかげだと感謝すると,お糸は秀松の奉公人の嫁を使うアイデアのおかげだと答える。
137    間借している2階で安造が目覚めると,内藤は既に起きて出かけていた。安造は内藤のカバンを無断でのぞくと,中に札束を見つけ,弁護士が金持ちと知りにんまり。安造が井戸で顔を洗っていると,隣で縫い物の内職の勧誘をしているのを聞く。このため安造にお絹が秀松のためお針子を探していることがばれる。内藤は手下に成田屋を調べさせ,自分は2階で安造と酒を飲む。
 園妙寺にはお針子は人数がまだ足らない。お糸は秀松に,矢絣は成田屋の仕事だからお久に報告しろと命じる。だがお久は秀松に,あんた一人の仕事だから報告するなと冷たくあしらう。これを聞いていたお糸は怒り,「秀松は店のためにやっている。秀松の声が安造に似ているのは同じ父親だからだ」と捨て台詞。怒りに震えるお久。
 毎日出掛ける富江にお久はどこへ行っているか聞くが,富江は皮肉たっぷりでまともに答えない。
 内藤の手下は成田屋の前で聞き込み中,富江におったんはいるかと聞く。安造に頼まれ来た人かと思った富江は「姿を見ないので死んだのでは?」と答える。
 お梅は分家の部屋に掃除に入り次三郎に出会う。お梅は店を助けた150円を,自分はええとこの娘で財産分けで持っていたと説明。にわかに信じられず疑いの目を向ける次三郎。
138    お糸はお久を秀松の寺へ連れ出し,秀松にご苦労はんと声をかけてもらおうとする。だがお久は秀松に会いたくないため行くのを拒否する。
 おいしは仕立物の内職のことを近所の八百屋で客に話す。おいしの口コミで寺には内職を求めて女が集まるが,まだ人数が足らない。そこへ突然女が行列をなして来る。おいしや秀松が喜んでいるところへお糸が来る。だが,女がお絹の紹介で来たと話すのをお糸が聞いてしまう。お糸は店を助けた秀松を弟と認めようとしていたのだが,秀松がお絹と会っていたことやこれがお絹のアイデアだったことに激怒。お糸は「憎いてかけに店を助けてもらってうれしいか。これはあんたら親子の仕事で,成田屋の商いではない。」と言い残し立ち去る。
139    お糸が秀松の寺から家に帰ると,お久がお糸の部屋で矢絣を縫っていた。お糸はお久に「もう何もせんといて」と言う。お糸は熱を出して寝込む。
 糸茂は女中を寺に偵察に行かせ,誰が着物を作らせているか探る。糸茂はこれがよほど才覚がある問屋の仕業だと見る。糸茂は富江から秀松が矢絣の注文をとったと聞き驚く。糸茂は富江に東京の大学の願書を与える。
 内藤は安造を家に帰らせ,手下には安造にあてがう女を探すよう命じる。
140    安造は見つからないよう家に入り,権利書を探るがお久に見つかる。安造は秀松がお絹と仕事していることを告げ口する。お久は安造におまえが秀松に代わり先頭に立って売って来いと追い出す。安造は次三郎に文句を言いに部屋へ行くが逆に言い返され,お久から150円取り返してくるよう命じられ,内藤のところへ逃げ帰る。
 内藤は安造を未完の大器・大人物とおだて,カフェーチェリーに連れて行く。
 富江はこっそり家に帰るがお梅にみつかる。お梅に口止めするが,お糸はお梅の口ぶりから富江が帰ったと気付く。富江はこっそり旅立ちの荷造りをする。

 

 

 

 

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