タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第151話〜第160話

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話数 ひとこと あらすじ
151    教頭の粘りで他店に変えることは免れていた。だが成田屋が仕事を他店に任せていないか調査することになったのだった。教頭は主人に校長の所へ挨拶に行くよう要求し立ち去る。だが安造もお久も挨拶に行くはずはない。孝助は仕方ないのであきらめようと秀松に言う。そこへおいしがやって来て,店を閉めると聞き孝助をボロクソにけなす。秀松は夫婦喧嘩を止め,自分がお久に頼みに行くと言い寺を出る。
 富江は腹が減って死にそう。だが鉄川は富江に荷物を届けるよう命じる。荷物と渡した富江は代わりにおにぎりを渡される。
 お久は店を売るため京都のしゅうせん屋に家を見せる。お久は店を売るにあたり,成田屋の名前を使い奉公人も引き継げば半額で売ると言う。秀松はお久に店を閉めるのを待つよう頼むが拒否される。粘る秀松にお久は「秀松の母親に手伝わせてまでのれんを守るのがいやになったのだ」と告げる。
152    秀松は母親が成田屋を助けるのは当たり前だと訴えるがお久は受け付けない。秀松は必死に頼むが校長へ挨拶に行くのも拒否。お糸は秀松が成田屋を買えと提案するが,お久は秀松には死んでも売らんと言い切り立ち去る。秀松は「とうさんが考えた矢絣を辞めるのが口惜しい」とお糸に言い残し走り去る。
 安造は内藤らに大人物とおだてられる。内藤は安造に荷物や権利書を取ってくるよう勧め,悪知恵を授ける。
 寺では孝助がおいしにお久とお絹の因縁の関係を説明。おいしはお久の焼餅だと言う。孝助は今日秀松の言葉を聞き,初めて秀松がかわいそうに思ったと告白。そこへ秀松がしょんぼりと帰ってくる。
153    寺で秀松は孝助,おいしと相談。そこへおすみが矢絣を届にやって来る。秀松とおすみは感動の再会を果たし,孝助・おいしももらい泣き。秀松を子供と思い込んできたおすみは,秀松にはったいこと塩煎餅と子供の下駄を与える。おいしを見送ると,秀松は自分が学校へ行くと言い出す。すると孝助が「自分が主人の弟だと言え」と勧める。「えっ,それは…」と躊躇する秀松。
 安造は天満の益と成田屋へ行き,しゅうせん屋を追い出す。
154    安造は法律上は自分が主人だから権利書を置いて出て行けとお久にいう。だがお糸は「裁判所へ禁治産者の申請をしたからもう人間ではない。病院でモルモット代わりになる。店は秀松に任せる。」という。金を返せと迫られた安造は,裏切ったのかとお久に詰め寄る。だがどうしても秀松に相続させると言えないお久は,全部嘘だとつい言ってしまう。安造は金を全部使ってやると家を出る。
 秀松・孝助は校長へ挨拶に行き,秀松が弟だと言おうとするが,直前に教頭に止められる。教頭からこの行為が逆効果だと言われ,困り果てたところへ,お糸が挨拶しに学校へ来る。お糸は秀松が弟だと言っていないか確認する。もし弟と言っていたら,お糸は帰るつもりだった。これを聞き秀松の心中は複雑。
155    お糸はお久を裏切り校長に挨拶する。校長は安造が色魔だと中傷する手紙を見せる。お糸はほとんどが嘘だというが,校長は主人がこれではけがれ無き女学校の取引先としてふさわしくないと言う。孝助は矢絣をお寺で清めていると助け舟。お糸も成田屋の名でなく矢絣屋でやるという。教頭は秀松を信頼していると校長へ訴え,校長もしぶしぶ了承する。
 安造はこっそり家に帰り仏壇を拝むふりをする。安造はお久に反省しているふりを見せる。お久は仏壇に130円が返されているのを見て,安造をまた信じてしまう。だが安造はまだ300円を懐へ入れていた。
 学校からの帰り道,お糸はお久に黙って挨拶に来たこと,お久が成田屋を他人に任そうとしていることを孝助に話す。
156    学校からの帰り道,お糸は漢水堂の清に会う。清はおふくろが自分に糸子をあきらめさせるためにおやじの命が短いと嘘を言われていたことを話す。清はこんな駆け引きの犠牲の上に守られたのれんを自分が守ることは出来ないと考えていた。だがお糸は清に店をやるよう頼む。自分はそのために身を引いたのだと訴える。清は「愛する男は女を生き返らせることができる。僕はいつまでも待っている。」と言い残し立ち去る。
157    孝助が店に帰ると安造が店で仕事している。安造から矢絣を手伝うと聞き,孝助はあわててお糸に知らせにいく。安造はお久から女学校へ挨拶に行かないと取引中止になると聞き,今から行くと店を出る。
 寺で秀松がおいしに女学校で話がうまくいったと話していると,安造が押しかけてくる。安造は女学校へ挨拶に行くというが,秀松・孝助が必死で止める。安造は秀松が主人だと名乗り金を取ろうとしていると疑い,自分が挨拶に行き,ついでに先生や生徒を毒牙にかけようとする。
 お糸はお久に安造を信じないよう訴えるが,お久はすっかり信じている。お久は安造を女学校へ行かせ,商売の資質があるか確かめるつもりだ。
158    安造はカフェーで酒を飲む。安造の都合のいい想像に愛子もぼたんもあきれ果てる。
 秀松・お糸は孝助の家に集まり,安造を女学校へ行くのを防ぐ方法を相談する。
 鉄川は受験の近い富江のため寮の消灯時間を12時まで延長する。
 お糸は清に会ったことを富江への手紙に書く。
 お久は改心したはずの安造が帰らないので,店で待っている。
159    ボタンは安造に,愛子に昔の悪い男が付きまとっていると言う。だが実は愛子がぼたんに嘘を言わせていた。すっかり信じた安造は内藤のところへ相談に行く。内藤は男のことは話をつけるから成田屋へ帰って母親を安心させるよう言う。更に女学校の現金も必ず安造が扱えとアドバイス。成田屋へ帰った安造は,お久に寺で孝助の嫁が秀松のことを主人だと言ったことを話す。安造は校長の家を探していたと言い訳し,内藤からもらった挨拶の菓子箱を証拠として見せる。御飯も食べず歩き回っていたと聞き,すっかり信じるお久。
160    お久は孝助に安造と一緒に女学校へ行くよう命じる。また,秀松を主人と言うおいしに矢絣を辞めさせるよう命じる。安造は孝助のお供を断り,捨吉を連れて行こうとする。秀松は安造にめがねをかけて行くよう勧め,安造が以前店の前で教頭と喧嘩したことがあると言う。安造もそれを思い出し,捨吉のお供も断り,一人で出かけるが,教頭に会うわけにいかず近所でウロウロ。秀松・孝助・お糸はうまくいったと喜ぶ。安造は店の近くでウロウロしていると,次三郎に出会う。次三郎は金を返せと迫るが,安造は金の入る話があると持ちかける。
 店に日の本紡績の林田がやって来る。林田は安造のため奉公人が辞めていると知っていた。林田はお久に今までの未集金1000円をないことにする代わりに特約店を解除する提案をする。それをお久は了承する。

 

 

 

 

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