タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第191話〜第200話

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話数 ひとこと あらすじ
191    秀松は警察署長の部屋へ連れて行かれる。署長は秀松が牛吉から暴力によらず金を取り返したことを知っており,秀松への疑いを解く。ところが署長室に連れてこられた次三郎は,秀松の言うことは聞くなと悪態をつく。これに怒り警官が次三郎を一生獄舎に入れるというが,秀松は次三郎が自分と同じ境遇だとかばう。秀松の必死の訴えに次三郎は自分の非に気付く。次三郎は秀松の役に立たないときは逮捕するとの約束で釈放される。
 お久と幸助は糸茂を尋ねる。糸茂は秀松が主人になり安造が出て行ったので,秀吉は嬉し泣きしているという。糸茂はお久が安造を温室育ちにしたのが原因だと諭す。お久は富江を返せというが,富江は既に糸茂に大学を辞めるとの手紙を送ってきていた。
192    秀松は次三郎を店に連れ帰るが,反省した次三郎は遠慮して裏から入る。裏口でお久に会った次三郎は,お久から出て行けと言わんばかりの扱いを受ける。次三郎は「自分をかばう秀松を見てアホな安造より秀松を主人に推せばよかったと」お久にいう。お久は秀松に「人を引きずりこむのがうまいな」といやみを言う。
 お久は秀松とお梅を部屋に呼ぶ。お久は秀吉の木綿の着物を秀松にわたす。お久は先代が格を落として芸子をてかけにできなかったいやみをいう。お久は「主人は店の格を落とさないよう絹の着物を着るべきだ」というが,秀松は「自分は本当の主人か帰るまでの留守番だから木綿で十分,喜んでこれを着る」という。お久は怒って出て行くが,お梅はきっと似合うと励ます。着物を着た秀松は父親のことを思い出す。
 仏壇の前でお久は,皆が1日で秀松の味方になったと嘆き,安造の帰宅を願う。
193    安造と愛子はお松の家で世話になろうと考え,お松に会いに行く。お松は最初は歓迎するが,それは貸した金を安造が持ってきたと思ったからだった。だが安造が女にだまされて集金を取られたことや,秀松が主人になり安造が家を出てきたと聞き,安造を追い出す。
 成田屋では次三郎が手代として蔵の整理をすることになる。次三郎の提案で,秀松のことをこれからは秀さんと呼ぶことにする。食事しながら今後の方針を話し合う中で,秀松は成田屋の薬(成田屋にしかないオリジナルな商品)を探す決意を固める。久しぶりに台所に響く笑い声は,お久の心を傷つけるものだった。
194    糸茂東京支店では,学校関係の役人が富江が商業大学を入学拒否した理由を聞きに来る。役人は女を一番と発表した手前,辞めるなら納得した理由をと詰め寄るが,納得できる答えは得られない。鉄川と富江は役人を怒らせてしまう。役人が帰った後,女学校の制服の許可を取ろうと役所に通っている学生服担当社員の芦田は,鉄川らを非難。
 成田屋では秀松が糸子の年賀状から中の家のことに気付く。
 そのころ糸子は中の家のおばさんに洗濯場で厳しくしごかれていた。
195    秀松はお梅をつれて中の家に糸子を探しに来る。中の家のおかみは糸子がいることを隠す。だが秀松はここにいるのではないかと疑う。糸子はこの会話を影で聞く。秀松と分かれたお梅を糸子が呼び止める。糸子はぜんざいを食べさせ,お梅に毎週日曜に富江の手紙をこの甘味屋へ持ってくるよう約束させる。
 糸子は洗濯物をほったらかしにして出かけたことを叱られる。さらに〆路からさらしと足袋を一緒にしたからもう一度洗えと命じられる。
196    糸子は物干しを拭かずに洗濯物を干し汚してしまったためまた洗うよう命じられる。
 屋台でうどんを頼んだ秀松は,短いモモヒキをはいた作蔵と再会する。秀松は作蔵に成田屋で働かないかと誘う。
 糸茂東京支店では女学校担当の役人が制服の件は白紙にすると鉄川に告げる。だがこれは芦田のたくらみだった。芦田とこの役人は同級生で,鉄川を落としいれようとしていた。これに気付いた富江は,辞表を書こうとしている鉄川に,「秀松のときはがんばったのに弱くなったのか」と詰め寄る。
197    秀松は作蔵を成田屋へ連れて行き,幸助らに紹介して店で働いてもらうことにする。秀松は作蔵の短いモモヒキを作って売りたいと告げる。店の格を気にする幸助らに,秀松は格より借金で迷惑をかけないことが大切と説得する。
 お梅が糸子に会ったことが幸助にばれる。秀松は幸助からこれを聞き,お梅を問い詰める。
 作蔵は捨吉が井戸の場所を教えてくれないので,自分で探しに行く。作蔵は井戸を探しているうちにお久と出くわし,お久は悲鳴をあげる。
198    お久は作蔵を雇うことに反対し,雇うなら自分が出て行くと幸助に告げる。幸助からこれを聞いた秀松はあきらめようとするが,次三郎が割り込み,自分に任せてくれと言う。
 次三郎はお久の前でてかけの子に使われ情けないと泣く。次三郎は「秀松が格を下げれば安造が主人になりやすい。安造は今修行の旅に出ているのだ。」という。
199    安造と愛子は片山津の安宿にいた。愛子のバイトで宿賃を稼ぐ有様で二人は言い争いが絶えない。安造は思わず「おかあちゃん,金送ってえな」と独り言。その向かいの温泉宿では,あの悪徳弁護士が芸者とドンチャン騒ぎをしていた。
 次三郎は秀松が主人にふさわしくないとなれば安造が主人になるとお久にいう。お久は安造が生まれ変わって帰ってくる姿を想像する。お久は次三郎の説得を聞き入れ,作蔵を雇うことに同意する。
 
200    次三郎は皆にお久が作蔵を雇うことに同意したと報告。秀松はお久に礼を言いにいくが,例によっていやみを言われる。次三郎は自分が秀松の唯一の味方だと作蔵に吹き込む。
 会社の寮で富江は,芦田が役人の同級生であることを隠し役人と結託して鉄川を落としいれようとしていることを,社員の前でばらす。だがそこへ鉄川が割り込み,許可は一個人の力ではどうにもならないと芦田の疑惑を否定し,今回の責任は自分にあると社員に言う。怒って出て行く富江。鉄川は富江を追い,糸茂が制服の許可を取るためには,芦田の疑惑を公表すべきでなかったと富江を叱る。

 

 

 

 

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