タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

あかんたれ

第201話〜第210話

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話数 ひとこと あらすじ
201    富江を叱った鉄川は富江に子供のころの話をする。子供のころ成田屋を首になった音松(鉄川)は糸茂から反物を仕入れて商売していたが,その後糸茂に5年間商売を教えてもらった恩返しに糸茂のため働いてきたのだった。だが鉄川は糸茂をやめる決意を固める。
 そのころ成田屋では,捨吉をモデルにしてズボンの下にはく短いモモヒキの実験をしていた。
202    東京支店に来た糸茂に,鉄川は退職願を渡すが,糸茂はそれを破り捨てて鉄川にクビを言い渡す。糸茂は油断して寝首をかかれるようでは小商人だと鉄川を叱る。鉄川がクビと知り,富江は「支社長は会社を助けるため犠牲になり辞めるのだ」と抗議するが,糸茂は「鉄川の責任だ」と取り合わない。糸茂は富江にもクビを言い渡す。
 おいしが家で手縫いしていたモモヒキの試作品が完成し,皆大喜びする。秀松は皆が一生懸命協力してくれるのを見て感激する。
203    寮に荷造りしに帰った富江は,退職命令の封筒に50円が入っているのを見て驚く。鉄川の封筒にも500円入っていた。退職命令には名古屋以東で働くべからず等の条件が書かれていた。鉄川はこれが成田屋で秀松を助けろという意味だと気付く。富江が「成田屋には一緒に行かない」と言うのを聞いた鉄川は,富江が鉄川についていこうとしていたことを知る。
 同じころ,糸子は重の家のおかみから芸子の前金500円を前借する。〆路,松路は見習いが500円もの大金を借りたのが面白くない。〆路らは糸子がだんなを持つのだと噂する。糸子は金額が相場より高額だと知り,不安になる。
204    富江,糸子が金を手にしていたころ,安造は北国の片山津で愛子からタバコ代をせびっていた。安造は置屋で働きたいと夢のようなことを言い,愛子はあきれる。愛子は温泉宿へアルバイトに行く。安造は置屋の女将に呼ばれ,置屋で働く気はないか問われる。安造は喜んで引き受け60円もらう。安造はこれが愛子を雇う話だと気付くがつい流れで母印を押してしまう。困り果てた安造は偶然内藤に出会う。
 富江と音松は大阪へ向かう汽車の中にいた。富江は秀松の店が繁盛しては困るからと音松の成田屋行きに反対し,汽車を途中下車しようとする。
 成田屋へは糸茂の番頭が,富江が暇を出されたことを伝えにいくが,お久はチクチクいやみをいう。お久は支店長が一緒に辞めたと聞き,店の者に「富江が帰っても音松を店に入れるな」と釘を刺す。
205    愛子を芸者にする話を引き受けてしまった安造は,その事情を内藤に相談する。
 お久は富江が音松と帰ってくることを次三郎へ相談。お久は音松が富江を騙し,秀松を助けに来ると思っていた。お久は次三郎に梅田駅へ富江を捕まえに行ってくれと頼む。
 富江は音松が成田屋で働くことに抵抗を感じ,熱海で途中下車した。音松は富江を熱海駅に残し一人で帰ろうとするが,富江が泥棒と叫んだため連れて行かれてしまう。
 内藤は安造を部屋に残し,愛子に会いに行く。安造が愛子を売ったと聞き驚く愛子。愛子は内藤に助けてもらう代わりに,内藤の言うことを聞き神戸に行くことにする。
 富江と音松は熱海の温泉にいた。富江の冗談のため二人は警察にみっちり絞られ,汽車に間に合わなかったのだ。音松は何のためここで過ごすのかと怒るが,富江は「私をあげるためよ」と口走る。
206    音松はほどこしはうけるのはいやだと富江を叱る。険悪な雰囲気の二人。
 内藤は特別警察を名乗り置屋のおかみらを騙し,安造の書いた証文を騙し取る。内藤は愛子のことを無産主義者の捜査のための警察の密偵だと説明する。
 安造は温泉で酒を飲んでいると愛子と内藤が来る。安造はこっそり内藤から証文をもらい,愛子には内緒にと頼む。愛子は安造にうんざりだが,丑吉から「安造と別れたら殺す」といわれていたため別れられずにいた。
 富江が風呂から上がると男が部屋に飛び込んでくる。富江を妻だと勘違いしている男は富江に飛び掛ろうとするが,音松が助けて追い出す。すっかり怯えた富江は音松に抱きつく。「好きや」と泣く富江を抱きしめる音松。そして二人の部屋の明かりは消える。
207    糸子は今まで厳しかったおばさんといい雰囲気で接している。
 愛子は安造に神戸へ行き働くことを告げる。愛子は内藤へみなとがわのみやこで働くことを告げ,3人は宿を出る。
 音松は富江を嫁にする許しを得るため成田屋へ行くというが,富江は反対。富江は秀松と私とどっちが大事なのかと詰め寄る。富江の涙に音松は折れる。だが,大阪へ向かう汽車の中で,富江は音松を信じてついていくことにする。
 秀松と作蔵は神戸の仕立て屋でモモヒキを縫ってもらう交渉をし,何とか成功する。
208    梅田駅で次三郎が富江を待つがなかなか現れない。待ちくたびれた次三郎は一旦店に帰るが、お久にせかされしぶしぶ駅へ行く。
 糸子は前借した金を持ちこっそり成田屋へ帰る。糸子が帰ったことはお梅により店の者に知られる。糸子はお久に500円渡そうとする。だがお久がまだ安造や次三郎を信じているのを知り、糸子は金を直接秀松に渡すことにする。
209    梅田駅で次三郎は富江と音松に出会う。次三郎は富江を一人でつれて帰ること、秀松が音松に店に入る前に会いたがっていることを言う。だが富江は「音松は自分の主人だ」と言い、次三郎を無視。
 糸子は秀松らの前に現れ、金を渡す。秀松は受け取れないと断るが、糸子は秀松への憎しみを語り金を渡し立ち去る。兄弟と呼んでもらえないとわかり秀松は号泣するが、幸助に励まされ再びやる気を取り戻す。
新しいモモヒキが完成し、これならいけると皆喜ぶ。
210    富江と鉄川は成田屋へ着く。富江は仏間でお久に一人で帰ってきたと報告。次三郎が現れ音松も一緒だとばれると、富江は二人は一心同体だと宣言。お久は結婚を認めず、富江に出て行けという。富江は許されるまで帰らないと部屋を飛び出す。そのショックでお久は倒れる。
 糸子は成田屋からの帰りに重の家を見に立ち寄る。糸子は重の家の仲居頭のお絹に会うが、てかけに頭は下げられないと挨拶を拒否。糸子は重の家のおかみにたしなめられ逃げ出す。
 音松は2階で店の面々に再開する。秀松は音松と二人だけで話をする。秀松は音松と富江の関係を聞き、音松を祝福。モモヒキ開発の説明をする中で音松が商品名にステテコを提案。秀松はステテコを知らせに下へ降りると、出て行こうとする富江と再会。そこへお梅がかけつけ、「大変だす! ご寮さんが・・・」 で第1部おわり。第2部をご期待ください。

 

 

 

 

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