タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

続あかんたれ

第21話〜第30話

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話数 ひとこと あらすじ
21    秀松はステテコを止めると告げる。お梅,おいし,作造らは自分たちだけでもやると猛反発。音松は秀松が富江を怒らせたくないと思っているのだと秀松を弁護する。孝助は秀松に一任するというが,音松は反対。母から商人として成田屋の役に立てと言われたのではないのかと秀松に詰め寄り,秀松は前言を撤回。再びステテコを売ると答える。店の者は喜ぶが,直助は音松が仲間になるため秀松と芝居をしているのではないかと疑う。直助は秀松が音松とだけコソコソ話をするのを面白く思っていなかった。
 
22    孝助は秀松へ音松とどこへ行くのか詰め寄るが,秀松は後で話すと言い出て行く。直助は怒るが,田中みよは音松と秀松が仲良しでも何も害はないと弁護する。
 富江はカフェー黒猫の面接に合格するが,客に体を触られる女給の仕事に恐れをなし採用を断る。捨吉がカフェーの前でうろついていると警官に職務質問される。音松がやって来て警官に言い訳しているうちに富江はぼたんと一緒に逃げる。秀松と音松は富江らの後を追う。
 音松が好きなのだと冷やかされたみよは,好きなのは捨吉だと言い逃げ出す。そこへ捨吉が現れ,音松と秀松が富江を追いかけている事情を話す。
 富江を見失った音松は秀松になぜそこまで富江のためにやるのか問う。
23    音松の問いに秀松は兄弟だからと答える。
 富江はぼたんの家に行き,その狭さ汚さうるささに驚く。安造のことを聞きたい富江は,ぼたんを自分のうちへ誘う。
 秀松が店に帰ると次三郎が食事していた。次三郎はどこかへ行っていたらしい。秀松は富江を探すがまだ帰っていない。お久は次三郎を部屋に呼び,音松の居所を探すよう頼み,汽車賃に珊瑚を渡す。更にステテコが売れないよう工作するよう頼む。
 富江はぼたんをつれて帰るがお久に見つかってしまう。
24    お久はぼたんから安造が愛子と一緒にいることを聞く。お久は安造が騙された女と一緒にいるのを情けなく思う。富江はぼたんを家に泊めるが,お久は女給のぼたんを毛嫌いする。富江はぼたんの身の上話を聞き,自分が甘えていたことを思い知る。
 安造が銀行でハンコを売ろうとし1件注文を取る。まともに仕事しようとした安造に愛子は喜ぶ喜ぶ。だが刑事が印鑑偽造の疑いで安造を逮捕に来て,客が詐欺師だったとわかる。安造は愛子や九助の弁護で何とか逮捕は免れるが,事情聴取のため警察へ行く。
 次三郎は秀松にお久からステテコを売れないようにしろと言われたことをばらしたり,音松のことをお久にばらすと言い,秀松に揺さぶりをかけるが,秀松には逆らえなかった。
25    富江は日記をつけながら自分の甘えを知った。
 孝助は直助が音松と秀松がコソコソ話すのを快く思ってないことを秀松に告げ,主人ならもっとうまくやるようアドバイスする。
 富江はボタンに成田屋で働くよう誘い,ボタンは喜ぶ。富江は仕事が何もできないボタンを雇うよう孝助,秀松に言うが,秀松は考えさせてくれと答えその場を立ち去る。秀松の態度に富江はカッとなり秀松を呼び止める。
26   返事を渋る秀松に,富江はぼたんの窮状を話し雇うよう迫る。秀松は苦しい店の現状から難色を示すが,富江が一緒に働くなら主人(富江)が雇うことに反対しないと条件を出す。ステテコを売りたくない富江は一旦拒否。だが自分の甘えを気付かせてくれたぼたんを助けたいとの正直な気持ちを打ち明け,雇うことを承諾させる。しかし自分が店を手伝うことはかたくなに拒否。秀松はモモヒキだとの富江の言葉に秀松は落ち込む。
27   ぼたんは富江から雇ってもらえると聞き喜ぶが富江が一緒に働かないと聞き,どんな汚い仕事かと恐れ逃げようとする。仕方なく富江は一緒に店で働くと決心する。
 店ではぼたんを雇うことに反対の意見が出る。秀松は雇うのを諦めようとするが,富江がぼたんを連れてきて自分も一緒に働くと宣言したため,喜んで二人を雇うことにする。
 富江は秀松から次三郎が糸子の金をネコババしたことを聞く。富江はこのことを次三郎にぶつけるが,音松が店を手伝っていることをお久にばらすと言われ追求できなくなる。
28    秀松らはサクラをつかい街頭でステテコを宣伝する。作造の足元にニコニコ笑う小僧がまとわり着く。秀松らは小売へステテコを置こうとするが,小売店は断る。どうやらモモヒキを扱う問屋が邪魔しているらしい。
 秀松と音松は大手の問屋のだるま堂へ売り込みに行く。頑固な主人はステテコを「こんなゲテモノはあつかわん」と相手にしない。だが若主人(正治)の妻(綾)はステテコに興味を持つ。モモヒキ製造者のことを心配する主人は次男(正夫)がステテコをはいて帰るのを見て激怒するが,若主人はステテコを仕入れたいと思っていた。
29    若主人(正治)の口添えにも主人は耳を貸さない。だがステテコの名の由来を尋ねた綾(正治の妻)の仲介で,正治が自分の仕事として成田屋へ手伝いに行くことを承諾させる。実は音松と正治は東京の知り合いで,がんこな父親を説得するため一芝居したのであり,また主人もわざと騙されたふりをしていたのだった。
 寺で休憩中の孝助らは作造の昔話を聞いていると,また小僧がまとわりつく。そこへ秀松がうまくいったと報告に来る。店に帰ると小僧が店までついて来る。小僧の話を聞くうち,捨吉は彼が自分の弟だとわかり,12年ぶりの対面に喜ぶ。
30    富江が成田屋で留守番していると本家のおばが来る。おばは安造や糸子のせいで孫の縁談が壊れたとお久を攻める。おばは成田屋がステテコを売ることをも非難する。お久はおばから富江が店を手伝っていると聞き驚く。おばが帰るとお久は仏壇で泣き崩れる。そのころ,店の外で秀松は富江に次三郎の金を取り返したか尋ねるが,富江は次三郎から音松のことをお久にばらすと脅されていたため答えられない。
 富江・秀松が店に帰ると,お久が富江に働いているのは本当かと確かめに来る。お久はカミソリを手にして,店を手伝うのを止めないなら自分は死ぬと富江を脅す。富江はひるまず,女給になるのと店を手伝うのとどっちを取るのかと逆に迫る。お久は仏壇で念仏を唱える。

 

 

 

 

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