タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

続あかんたれ

第61話〜第70話

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話数 ひとこと あらすじ
61    成田屋へ客が来るが,次三郎がこっそり守口にもっと安いところがあると言い,客を帰らせる。直助は客を逃した次三郎を非難する。そこへ孝助が出てきて今日から働くと言う。
 秀松らはついに甲賀商会の工場を見つける。秀松と音松がこれからどうするか話をしようとしたところ,作造が先走り甲賀商会へ乗り込む。秀松らも後を追うが,頭に血が上った作造が暴力をふるったため,皆警察に捕まってしまう。警察で秀松は必死に偽物について調べるよう訴える。成田屋では秀松らの帰りが遅いと心配する。
62    糸子は座敷で鴻池のご隠居の相手をする。酒の飲めないご隠居に酒を注いだため,罰として2時間以上按摩をさせられる。重の家のおかみが様子を見に行くが,按摩は終わりそうにない。
 警察で事情聴取された正治は,刑事に安造名義の契約書を見せて,成田屋がねたみでやったのだと主張し,警察を後にする。作造は自分は悪くないと言い続けたため,警官にボコボコに殴られる。秀松は刑事から契約書を見せられ驚く。
63    ご隠居はやっと按摩を終わらせ,糸子に渡してとご祝儀を重の家のおかみにわたす。ご隠居が帰り,おかみが糸子にご祝儀を渡すと糸子は按摩で手がしびれてご祝儀を落としてしまう。おかみは糸子の手が痛くなくなるまでご祝儀を取り上げ,糸子になぜ手が痛いか考えさせる。
 秀松は刑事に安造が1年前から行方不明だと訴える。秀松は安造の署名が次三郎の筆跡だと気付くが刑事には言わなかった。秀松を牢屋に帰すと,成田屋のこをと知っている署長が事件に興味を持ち,刑事に事件の概要を聞く。
 路の屋に帰った糸子は鉄瓶も持てないほど手にダメージを受けていた。
 牢屋へ戻された秀松は,契約書のことを音松・作造に話す。音松は作造の暴力のため秀松が窮地に立たされたと作造を非難する。作造は事の重大さに気付き,泣いて詫びる。
64    説明を聞いた署長は三宅刑事によく調べるよう命じる。
 糸子は路の屋のおかみからそろばんを頼まれるが,手が痛くてそろばんを入れられない。おかみは按摩も手が痛くならないよう考えてしろと注意する。
 捨吉が秀松の帰りを寝ずに待っていると,男が次三郎に会いに来る。次三郎を呼びに行った捨吉は次三郎がお久の部屋から出るのを見つける。次三郎は今夜もお久を犯したのだ。捨吉を何とかごまかした次三郎は,店の裏口で男(だるま堂の芹田)に会い,秀松らが逮捕されたことを知る。お久はけがれた体を清めるため井戸端で水垢離する。
 翌朝,反省した作造は自分一人で罪をかぶろうとするが,署長が一喝。船場の商人も地に落ちたなとこき下ろし,裁判までまだ長いから反省しろと告げる。
65    翌朝,孝助らは帰らない秀松を心配する。お久は孝助に秀松が捕まった事を知らせ、ステテコを止めるよう迫る。そこへ警察が事情聴取に来て、孝助が安蔵不在の事情を教える。お久は警察に会うが次三郎はお久に余計なことを言うなと脅して店から逃げる。警察はお久から事情を聞く。同席した孝助・富江は偽物の契約書をお久が作らせたと聞き愕然。主人をないがしろにした報いだというお久を,孝助は偽物で鞘稼ぎするなと非難する。警察はお久に,甲賀商会へ告訴を取り消すよう言えと妥協案を示すが,お久は拒否。お久は仏壇へお礼をいう。
66    警察が立ち去ろうとすると店の者が秀松を助けてと懇願するが,効果なし。お梅は過去に子供をつれて家出したことを刑事に指摘されショックを受ける。店の者は富江からお久が甲賀商会と偽物を売っていいと契約していたと聞き激怒。富江はぼたんに「泥棒の子とは口をきかない」と言われショックを受ける。
 糸子はお君・おばさんから手の痛くならない按摩の方法を学ぶ。
 富江はお久に泥棒呼ばわりされたことを話し,甲賀商会へ告訴を取り下げさせるよう頼む。お久は富江が音松と絶交することと秀松がステテコを辞めることを条件に出す。
 成田屋からの帰り道,三宅刑事と弓刑事は道端で事件のことを話し合い,何とか秀松を助けたいと思う。そこへ次三郎が追いかけてくる。刑事は次三郎を尋問し,誰が偽物を作らせたか問い詰める。
67    次三郎は刑事に甲賀商会はだるま堂の若主人がやっていること,利ざやを2割とっていることをばらす。
 孝助はお石の仏前で泣き言を言っていると,店の者がやって来て,皆でご寮さんへ直談判しに行こうと言う。そこへ富江が現れ,お久に秀松を助けてもらうために,ステテコを辞めて音松と絶交することを提案する。直助らは反対するが,孝助が秀松を助けることが第一だと説得し,一同納得するが,先に秀松を助けたら条件を飲むことにする。
 お久は次三郎に甲賀商会へ告訴を取り下げるよう言うことを頼むが,次三郎は拒否。そこへ富江が来て,お久に先に秀松を助けるよう言うが,お久は先に皆で謝りに来いとはねつける。
 お梅は昔自分を成田屋へ連れてきた巡査に会おうと店を飛び出す。ぼたん・捨吉・鉄吉がお梅の後をつける。
 孝助らは富江からお久が断ったことを聞き,再び激怒。豆七はお久に文句を言いに行こうとするが,富江が体を張って止める。孝助は奉公人が主人に楯突いたら世間の納得が得られないから辛抱しようと皆を諭す。
68    三宅刑事は署で署長へ報告。署長は昔迷子のお梅を成田屋へ連れて行き,よく出来た奉公人(音松)がいたこと,主人が7年後に恩返ししたことを話す。署長が帰ろうとすると,お梅が署長室へ乗り込んでくる。お梅は自分を成田屋へ連れて行った巡査(今の署長)へ礼をしなかったので秀松を捕まえたと思い,文句を言いに来たのだ。だが署長から甲賀商会の件で捕まえたと聞き,お梅はなぜ偽物の肩を持つのかと更に怒る。
 店ではぼたんがお梅の行き先を報告するが,舌足らずで要領を得ない。だが捨吉の報告でお梅が守口へ行ったことがわかる。次三郎が店に出ると,直七が偽物の件で非難するが,主人のしたことに逆らうかと逆に言いこめる。孝助は秀松の留置場所を聞くと,次三郎は教えないが,気付かないうちに守口と口走っていた。
69    警察に呼ばれ出て行く正治に綾は警察ざたになることはやめてくれと頼むが,正治は自分はだるま堂の人間ではないと言い残し出て行く。
 留置所で音松はイライラ。秀松は判ってくれる人もいると待つ。
 お梅は署長へ秀松を助けてと粘り,署長はうんざり。
 三宅刑事は正治と芹川を取り調べるが,違法性は出てこない。三宅は偽物を作られた者の気持ちを考えてやれと暗に示談を促すが,正治はあくまで法律に基いた処分を求める。怒った三宅は,偽名を使った正治を身元不明人とみなして,秀松らの留置所へ入れてしまう。甲賀商会の正体がだるま堂と知り,作造が殴りかかるが秀松が必死で抑える。
70    音松は正治を秀松のふんどしと親父の土俵で相撲を取り自分は何もしていないと非難する。秀松はもう一回一緒にやってくれと正治に頼む。正治は甲賀のステテコで成田屋の主人になるとまで言い放つ。あまりの態度に音松までもが殺してやると言い出す。正治が助けを呼ぶと,全て聞いていた署長が「助かりたいなら3人を出すことも出来る」と暗に告訴取り下げをすすめ,正治は取り下げると言う。正治の身柄は引き取りに来た綾に渡され釈放される。
 音松と秀松は署長から信用貸しで今度だけは許すと言われる。信用貸しと聞き,音松は署長がお梅を連れ帰った巡査だと気付く。秀松らはお梅に渡され釈放される。警察から出た秀松らは正治と綾に会うが,正治とは喧嘩別れし,綾があやまる。

 

 

 

 

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