タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

続あかんたれ

第81話〜第90話

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話数 ひとこと あらすじ
81    糸子から千円受け取った糸茂は,三宅にミシンは売れないと断り,鴻池のご隠居に会いに行く。糸茂は鴻池に千円渡し,糸子に手を出さず飾り物として扱ってくれと頼む。鴻池は了承するが,千円は糸茂に持って帰らせる。
 重の家の女将に問われ,糸子は金を糸茂に持って行ったことを話す。糸子はお絹に渡すとお絹がこの借金を背負うから渡さなかったと説明する。糸子は自分で書いた借用書を出し,鴻池に渡してくれと頼む。糸子は守ってもらうのはありがた迷惑だと言い,旦那を取らせてくれと頼む。女将はこのことをお絹に話すと,お絹はその金はお絹が借りたことにしてくれと頼む。
 甲賀商会で,正治は芹田からミシンを成田屋に買われたと聞き,すぐ次三郎を呼ぶよう命じる。
 京都で秀松・豆七が売り込みに入った店は,だるま堂の番頭高木の店だったため,秀松がだるま堂の名を使っていることがばれてしまう。
82    高木はだるま堂の主人に綾が成田屋にだるま堂を名乗ってステテコを売らせていることを報告。主人は何かあるとにらみ,調べるから待てと命じる。主人は正夫から正治が偽物を作っていること,警察に捕まり綾が身元引取りしたことを聞き,達磨の絵のごとき怒りの表情になる。
 綾・孝助・たか子は名古屋の得意先を回る。綾の同行により商いは順調だ。
 おしげは路の家のおかみに会い,鴻池に糸子の旦那になってもらうのがいいのではと話す。
 次三郎は甲賀商会でミシンの件を聞き,糸茂が秀松に肩入れしたと思う。
 成田屋に帰った秀松はだるま堂がどう出るか心配。そこへ次三郎がミシンのことを探りに来るが秀松は何のことかわからない。そこへ糸茂の番頭が現れ,さる所から金が入ったと言いミシンの引渡証を渡す。秀松らは誰が金を出したか考えていると,だるま堂の高木と正夫がやって来て,主人が綾のやることを認めたと告げる。
83    おきぬはおすみを連れて来て働かせて,糸子の借金を肩代わりしようとするが,重の家の女将は糸子に旦那を取らせようとする。お絹は糸子に旦那を取らないでくれと頼むが糸子は拒否。
 女将は糸子の書いた借用書を鴻池に渡すが,鴻池は「あれは投資だ」と言いそれを破る。女将は鴻池に糸子を世話するよう頼むが,鴻池は拒否。そこへ糸子が来て糸子の金を返すとの固い決意を知り,鴻池は孫を片付けたら糸子を世話するのでそれまで虫がつかないようにしろと命ずる。だが実は孫はまだ3歳で,今後十数年待たねばならないことを知った糸子は,またおきぬが余計な世話をやいたのだと思ってしまう。
84    秀松らは京都で順調にステテコを売る。甲賀商会も京都へ行くが,秀松らがだるま堂を名乗ってステテコを売っていると聞き驚く。
 成田屋にミシンが納入されるのを見て驚く冶三郎。冶三郎はお久に報告するが,お久はなぜ甲賀商会に早く知らせないのかと叱る。お久はどこかへステテコが売られていくのを見てあせる。
 愛子から愛想をつかされそうになっている安蔵は入院費を払えず困っていた。愛子は判子屋を出ると九助へいう。
 甲賀商会の正治は成田屋が達磨堂の名を使い京都でステテコを売り,またミシンも仕入れたと知り驚く。正治は成田屋を詐欺で告訴するため,冶三郎に一枚かませることにする。お久は冶三郎から報告を聞き,冶三郎が一枚かむことに不安を感じる。
85    冶三郎と正治は達磨堂へ行き,成田屋が達磨堂の名を使っていることを知らせる。そこへ綾がやって来る。綾は達磨堂の人間が契約書を偽造し甲賀商会で偽者を売っているのを何としても止めなければとの思いで成田屋と契約書を作ったと訴える。達磨堂の主人は綾を信じ,甲賀商会をつぶすためなら何でもすると宣言。正治はその場を逃げ出し,甲賀商会はおしまいだと観念する。
 成田屋では綾から甲賀商会がステテコを止めるとの報告を聞き,皆大喜びする。一人出て行く綾を追いかけた秀松は,綾が離婚し里へ帰ると聞き驚く。
86    秀松は綾に復縁を進めるが,綾は分かれる事を望んでいたと告白。綾はぬいぐるみのような男より中身のある秀松に思いを寄せていることを告白するが,達磨堂から憎しみを受けるのを避けるため身を引き立ち去る。二人の会話を影で聞いていたたか子は嫉妬し,秀松に先刻あげた名古屋土産を返せと取り返す。
 成田屋では秀松の帰りを待てずに宴会が始まる。孝助は秀松が心配で輪に加わらず表に出る。その時秀松は作蔵が店の前に来ているのを発見する。作蔵は皆が自分をすっかり忘れていると思い,うどんやを続ける決心をしていたが,秀松や孝助に店に帰るよう説得される。富江と音松が店の裏につくと,お久への配慮を欠くドンチャン騒ぎをする秀松を叱ろうと考える。冶三郎からの報告でドンチャン騒ぎが甲賀に勝った祝いだと知ったお久は,怒りに震え店に向かう。秀松,作蔵,富江が店に相次いで入った時,お久が現れ怒りで秀松の顔に酒をぶちまける。
87    お久は怒り,富江も秀松に抗議する。だが皆が秀松をかばう姿を見て,お久は逃げ出し仏壇へ。富江は作蔵に追われ音松の所へ逃げるが,秀松が作蔵をなだめ音松,作蔵の誤解も解ける。だが秀松は作蔵を引き止める時に痛めた胸の痛みを訴え音松につれられ病院へ行く。
 皆に捕まった冶三郎は侘びをさせられ皆にお酌させられる。孝助は冶三郎に口だけの祝いを言われてもうれしくないと追い払う。孝助はまだまだやることはたくさんあると皆をいましめる。
 富江はお久にもう何もしないでくれと頼むが,お久は安蔵が帰ってくるまでに店を呉服問屋に建て直すと言う。
 愛子は部屋を探すが,安蔵のつけを取りに借金取りがたくさん来る。そんな愛子の元へ木下がやってくる。木下は成田屋がめかけの子の力で盛り返したが,名義をまだ安蔵にしている弱点を知っていた。木下は成田屋をあと1年太らせるため愛子に安蔵と別れないよう命じる。愛子はこの仕事を最後にする条件で引き受ける。成田屋はステテコで順調に盛り返しつつあった。
88    愛子は安蔵の借金や入院代を払い安蔵を退院させる。安蔵は愛子がまだ自分に惚れていると信じ込む。九助は安蔵が愛子と一緒に帰ってきたので驚く。
 孝助が家に帰るとよねがたか子を迎えに来る。たか子は,たか子を秀松の嫁にとのおいしの遺言を孝助が守らないので,電報でよねを呼んだのだった。たか子は秀松と綾が結婚すると思い込んでいた。孝助は否定するが,そこへ捨吉がやってきて,達磨堂の主人が紋付袴でやって来たと呼びにくる。よねから嫁を取れと言いに来たのではないかと言われ,孝助は不安になる。
 達磨堂は偽物に手を貸したお久をぼろかすに言う。孝助が帰ってきて達磨堂の主人に会う。孝助は主人に用件を聞くが,達磨堂は秀松に直に話すという。孝助は話は綾を嫁にとれとの話だと思い込み,達磨堂と秀松を合わせまいとするが,秀松が帰って来てしまう。
89    達磨堂のもとへ秀松が来る。達磨堂は孝助に席をはずさせ秀松と二人きりになる。達磨堂は息子の不手際を詫びる。達磨堂はかくれて綾に店を持たせたいので,綾を成田屋で働かせてやってくれと秀松に頼み込み,綾の居場所を教える。孝助はお梅に立ち聞きさせ,これが綾と秀松の縁談だと完全に信じ込む。達磨堂が帰ると秀松は出かける。
 よねは成田屋へ孝助に会いに行くが,冶三郎が対応する。冶三郎はよねから達磨堂が綾の縁談を持ってきたと聞く。
 孝助は音松に会い事情を話し,秀松に綾を嫁に取らないよう言うよう頼む。
 正治は綾を尋ねるが門前払いを食う。正治が立ち去ろうとすると秀松が綾に会いに来る。
90    秀松が家に入るのを見て正治は怒りに震える。秀松は綾にしばらく店で働いて後に店を持ってくれと頼むが,綾はそれが達磨堂の主人の考えと見抜き,お受けできないと断る。そこへ正治がまた来る。綾は門越しに正治に愛想をつかしたことを告げる。綾は前言を撤回し,秀松に自分の店を持たず秀松の元で手伝うならよいという。秀松は自分はやらなければならないことがあり,それでは綾を不幸にするからと断る。
 孝助はよねが冶三郎に縁談の件を話したことを知る。秀松,音松,孝助は成田屋の前で出会い,縁談は孝助の勘違いと判明する。音松は冶三郎が縁談のことを正治に話し正治の恨みを買うことや,達磨堂の耳に入り二人が色眼鏡で見られることを恐れる。
 冶三郎は縁談の情報を正治に15円で売る。正治は達磨堂へ帰り主人を問い詰めるが主人は縁談を否定。口論で興奮した主人は倒れてしまう。

 

 

 

 

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