タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

続あかんたれ

第91話〜第100話

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話数 ひとこと あらすじ
91    秀松は綾を店に入れようとしていたが,音松はその優しさが誤解を招くと反対。そこへ冶三郎が帰って来る。冶三郎は音松に羽交い絞めにされ正治に全てしゃべったことを白状する。怒った音松は冶三郎を殺そうとし,冶三郎は逃げる。
 中風で倒れた達磨堂を綾が見舞いに来る。綾は秀松を好いていると告白するが,秀松を助けたのは達磨堂が偽物でけがされるのを防ぐためだと達磨堂と正夫に訴える。正夫は信じるが正治は信じない。達磨堂は聞いているようだが返事がない。綾は主人を寝ずに看病する。翌日,正治は店の者を集め,今日から自分が主人になると宣言。正治は成田屋との協力を解消すると告げる。
 秀松と音松は綾の実家を訪ねるが達磨堂へ行ったまま帰ってこないと聞く。二人は達磨堂へ向かう。
92    秀松と音松が達磨堂へ行くと,正治からまたステテコを売り出すと言われる。秀松は着るものに合わせて3種類のステテコを作ると提案。音松はそれを成田屋ではなく新しい会社「成田商事」で売ろうと考える。社長は秀松にというが,秀松はこいさんを社長にするという。
93    孝助らは成田商会を作り富江を社長にしてズボン下と名づけて売ろうと富江に話す。富江は親子の中を裂こうとしていると,秀松を非難する。それに怒ったたか子が富江にお茶をぶっかけ顔にやけどさせてしまう。孝助はこのことを秀松に告げるが,秀松はなぜたか子が怒ったのかわからない。孝助は秀松にたか子が秀松を好いていることを言えずににいた。病院から帰った富江は秀松に悪態をつき2階の部屋にこもる。
 お久は次三郎から甲賀商会のステテコの歩合を5分にされると聞き,自ら甲賀商会へ乗り込む。お久は正治に,秀松から屈辱を受けたもの同士手を組もうと持ちかける。正治は秀松にステテコを売らせないためステテコの権利を売ってくれと言うが,お久は秀松から泥棒のそしりを受けるのではと迷う。

94    お久は富江に何があったかと聞くが,富江は自分は大事な娘ではないだろうとすねる。
 秀松はたか子のいる家に行き,なぜ富江をやけどさせたか聞く。たか子は富江が悪口を言ったからだと言い,家を飛び出す。この時秀松はたか子の発言から,お石に何らかの遺言があったことを知る。
 孝助はたか子の不手際をお久に詫びる。お久は孝助にお詫びとしてステテコの権利を売るよう迫り,孝助はやむなく皆を説得することを引き受ける。
 次三郎は自分の了承なく権利を売ることに反対するが,お久の気迫とはったりに観念する。
 孝助はお久の要求を皆に相談すると,豆七らが暴力に訴えようとする。孝助は冷静に皆を説得し,皆で話し合って結論を出してくれと言い,一人立ち去る。
95    秀松は孝助のつらい立場を思いやり,権利を売ろうかと考える。皆も秀松の思いを知り,一晩考えることにする。
 孝助がお石の遺影に店をやめると語りかけているとたか子が帰ってくる。たか子は自分は孝助の娘ではないと言い家を飛び出す。たか子は成田屋に乗り込み,自分は娘ではないと叫ぶ。
 直助,豆七,お梅が成田屋へ帰ると工場の電気がついていた。工場で必死でミシンの練習をするぼたんの姿を見て,皆はステテコをやめると言えないと思う。
 秀松が一人で考えていると音松が現れる。秀松から事情を聞いた音松は,ミシン代を出したとうさんは権利売却に納得しないだろうと告げる。ミシン代を出したのは糸子だと知り,秀松は驚く。
96    再び一同に会した秀松らはステテコを続けたいとの思いを言いあい,結局続けようと決める。
 次三郎は権利を売った金を二人で分けようとお久に持ちかけるが,お久はカミソリを突きつけて拒否。ビビッた次三郎は逃げだす。
 お久は皆がステテコの権利を売った金をもらっていなくなると告げる。
 翌朝秀松はお久に会い,権利売却をきっぱり断る。秀松はミシン代を糸子が出したことを告げ,糸子を助けるためにもステテコをここで作らせてくれと頼む。
 孝助は富江にたか子が買ったやけどの薬を渡し,たか子の代わりに詫びる。富江はお久がやけどを盾に権利売却を迫ったこと知り,孝助を許し,がんばってと励ます。
97    お久は富江,孝助,秀松を呼び,糸子の金を返すことと,その後秀松が出て行くことと,富江と音松が別れることを条件にステテコの権利を売るのをやめると告げる。富江はお久がだるま堂と縁を切りステテコを秀松に独占させることを条件にこれを了承。
 お久がだるま堂に行こうとすると,次三郎がお久を脅し反対する。だが反対にお久に脅され次三郎はタジタジ。
 店の者はステテコを独占できると聞き喜びお久に御礼をいうが,お久はあんたらの顔を見たくないからだと悪態をつく。
 富江と音松のことを心配する秀松を,幸助は「離れていても好きあっていれば大丈夫だ。いつか機会を作ってやろう。」と諭す。秀松は正治が素直にお久の話を聞くかどうか心配する。
 お久はだるま堂の主人の病床で正治に権利売却をきっぱり断る。更に甲賀商会との契約も解消すると告げ,だるま堂の主人もうなづいて了承する。
98    それから4ヶ月,だるま堂との契約も解消され,ステテコは大いに売れ大繁盛。50台のミシンでフル回転していた。
 4ヶ月前,音松は秀松の話を聞き,東京へ行くことを了承,音松は富江に「わかった」と伝えてくれと言い旅立ったのだった。
 秀松に東京の楠から手紙が届く。(楠は音松の偽名だ。)手紙には東京での製造のため主人が東京へ来るよう書いてあった。孝助から今月で糸子の1000円を返せると聞き,秀松は金を返したら東京へ行くことにする。
 次三郎は店の外へ呼び出され木下に会う。木下は金儲けをたくらみ,次三郎から成田屋の情報を聞き出す。
 そのころ愛子は産月を迎えていたが,安造は相変わらず。
99    愛子は陣痛に苦しむ。安造はお湯を沸かせと言われて七輪でお茶をわかす。あきれた九助らが安造をボロカスに言う。そこへ木下がやって来て安造を飲みに誘う。大人物とおだてられてのこのこついていく安造に九助もあきれる。
 秀松は糸茂にミシンの頭金1000円を返す。秀松は3つの条件でお久の許しを得たことを糸茂に話す。糸茂は「母親との約束を守りどんなことがあっても店を出てはいけない」と諭す。糸茂は秀松が成田屋を出て行かなくてすむように,外に店を出せるほどの多くの金を店に残すなとアドバイスする。
 木下は安造に,秀松が主人になりお久を女中に使っているとか,姉さんを水商売にさせているとか,うそを吹き込む。
 愛子は無事元気な男の子を生む。愛子は安造がいないと聞き,父親面されるよりよかったとつぶやく。
100    秀松が店に帰ると幸助ら一同はどんどん儲けて早く店を出ようというが,秀松は渋る。秀松は「皆の給金を2倍にする」というが,皆は「店を出るのが先だ」と同意しない。
 秀松は糸子の金を糸茂に返したことをお久に報告する。お久が音松の行方を問うが,秀松はしらを切る。次三郎は金が本当に糸子に渡ったかどうか怪しいとお久に言う。
 安造はぐでんぐでんに酔っ払って判子屋へ帰り,あきれる九助。
 そのころ秀松は作造とともに東京へ向かう列車に乗っていた。

 

 

 

 

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