タイトル:アッパレ! あらすじ あかんたれ

続あかんたれ

第111話〜第120話

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話数 ひとこと あらすじ
111    お久と次三郎は夜中に判九へ行く。夜中に起こされた九助は無礼なお久らに怒る。お久らは2階で富江から安造や愛子のことを聞く。お久は富江に説得され明日帰ることにする。次三郎は1階で安造を待とうとするが,九助に外へ追い出される。
 女と寝ていた安造は,悪夢で目が覚め部屋を出る。だが斉藤に丸め込まれまた女の枕元へ。
 木下は愛子の部屋に行き,明日1日一歩も出ないこと,今後安造に会わないこと,安造に別れの手紙を書くことを要求。愛子は木下を警戒する。母親になった愛子はお久の心配する気持ちがわかるのだ。木下は愛子を無理矢理手込めにする。
112    明くる朝,成田屋は引越しの準備に大忙し。秀松は主人に挨拶して出て行きたいので少し待つよう頼む。
 安造は船が出るからとたたき起こされる。波止場で愛子が待っていると聞き,急ぐ安造。
 富江は判九の客から,安造が木下先生という紳士のような男と出て行ったことを聞く。九助は安造が弁護士の木下から大人物と言われていることを思い出す。
 安造と斉藤は波止場で愛子を探すがいない。そこへ木下が現れ,愛子を諦めるよう言う。木下は愛子がやくざと逃げたと言い,愛子の手紙を渡す。安造は木下に騙され1円持たされ満州行きの貨物船に乗せられる。その様子を見ていた酒屋の主人が判九に知らせる。驚いた富江は酒屋に案内させて判九を飛び出す。
113    秀松はお久に12000円の預金のうち半分と工場をもらうと話をし,印鑑を返す。そこへ木下が現れ,安造が振り出した15000円の手形の取立てに来る。手形に実印があるのを知り,直助らはお久の仕業かとお久を非難するがお久も身に覚えがない。払えないと言うと木下は裁判沙汰にして差し押さえるという。作造は「こいつはじいさんが騙された安藤という詐欺師だ」と皆に教える。木下は本性を表し,お久の6000円と秀松の6000円と家をもらうと約束。作造が一発殴るが,木下は悠然と立ち去る。
 作造らは煮え切らない秀松のせいだと責めるが,お梅が今日までこれたのは秀松のおかげだとかばい皆も反省。残った工場でがんばろうと決意する。
 孝助はお久から家の権利書を受け取り,立ち去る際に親ばかに目覚めてという。これを聞いたお久はカミソリを手にし,手首へあてる。
114    次三郎はお久が手首を切っているのを発見し,店は大騒ぎに。富江は九助と波止場を探すが,安造は台湾・満州行きの貨物船に乗ったと判明。孝助は金と権利書を渡し手形を持ち帰るが,お久が自殺未遂で重体と聞き,自分が親ばかと言ったのが原因ではと悩む。
 お久は次三郎に実印のことを問うが,次三郎はしらを切る。
 豆七は急を知らせに判九へ行くが,富江はまだ帰っていない。そのころ富江と九助は愛子に出会う。愛子は安造が騙され船に乗ったことを知る。高作を見た富江は,愛子に成田屋へ来るよう勧めるが,愛子は拒否。3人で判九へ帰ると,富江らは豆七から安造が木下に騙され成田屋の金も家も取られたと聞く。それを聞いた愛子は私も連れて行ってくれと言う。
115    秀松は糸子に会い,店を取られお久が重体と伝える。糸子はお久が会いたがっていないなら行かないと回答。糸子は秀松の優しい態度に真綿で首をしめられるようだと言い,2度と来ないよう頼む。糸子はお久を頼むと言い残し走り去る。
 愛子が店に来て,直助らはびっくり。富江は愛子を奥へ連れて行き,お梅はその様子を探りに行く。富江が愛子をお久に会わそうとするが,お久は寝ていた。次三郎は愛子に会うと追い出そうとするが,富江が止める。愛子はぼたんと再会する。ぼたんは木下が愛子のお客ではなかったかと言うが,愛子はぼたんに口止めする。秀松は愛子にはじめましてと挨拶する。秀松は安造が台湾か満州へ行ったと聞く。
 秀松は安造が海外へ行ったと聞き,また母親との約束が延びたとがっかり。だが高作を抱いた秀松は,安造の代わりにこの子をこの店の主人にと決意する。
116    安造の手形が原因で1万5千円の借金ができ自殺を図ったお久だが,やっと回復した。富江は愛子をお久に会わせる。富江はお久に安造が木下に騙され満州行きの船に乗ったことを告げる。愛子は母親の気持ちがわかるからお久に謝りに来たと話す。お久は子供を抱かせてと頼むが,愛子はこの子は安造の子でなく私一人の子供だと拒否。愛子は店を出ようとするが,ぼたんが子供におかゆを食べさせるからと子供を奪う。
 秀松はお久の所へ行き,金を返してもらう約束を新しい主人と交わしたいと言い,高作を主人にするよう提案。お久は渋々認める。高作をお久に抱かすと,愛子が返せと泣く。秀松と愛子の訴えを聞いたお久は愛子を嫁と認め,一緒に住むことにする。
117    秀松はお久,富江,愛子を新工場へ連れて行くと告げるが,富江は行きたくない。次三郎は愛子受入れに反対するが,秀松に新工場へ連れて行かないと言われ秀松に泣きつく。秀松・孝助に断られた次三郎は,自分がお久とただならぬ関係にあることを富江にばらすと秀松らを脅す。
 孝助は反対するが,秀松は毒虫に噛まれたお久には手術よりも頓服が必要だと孝助を説得。次三郎に脅されたお久は秀松に次三郎を連れて行くよう頼み,秀松は了承する。
118    安造は満州へ向かう船底で乗客に,「15000円出して満州で社長になる。自分は大人物だ。」と自慢するが,突拍子もない話に乗客は大笑い。乗客の木戸山は安造が騙されていることに気付き,刀で脅して酒を買いに行かせたり足を揉ませたりする。木戸山と話すうち,安造は自分が木下と愛子に騙されていたのだと気付かされる。
119    下働きしていたおすみは糸子と顔を会わせ,秀松を苦しめるなと非難するが,糸子は自分のことはほっといてくれと言う。
 米忠の座敷に呼ばれた糸子は頼まれてとおりゃんせを歌い,米忠は子供のころを思い出す。米忠は昔いた店のとうさんに失恋した思い出を語る。米忠は糸子の沈んだ態度を見抜き問い詰め,糸子は弟が騙され店を取られたことや,てかけの子が店の主人をやっていたこと等話す。糸子の気持ちを知った米忠は,店を取り戻してやると告げる。
120    成田屋が売りに出された店(周旋業の泉屋)を見つけた孝助は,買い戻そうと店に行くが,一足違いで売れていた。成田屋を買った米忠は成田屋へ行き,秀松を外の神社へ連れ出す。
 豆七やお梅は愛子を疫病神扱いし,愛子は肩身が狭い思いをする。
 米忠は山田だと偽名を名乗り,「安造は大阪にいる。安造が買い戻した店を自分が秀松に返す。」と秀松に告げる。秀松は安造の子を主人にしていることを告げ,あくまで代理として受け取ると答える。店に帰った秀松は孝助らに話すが,皆はあやしい話だと思う。孝助はこの話は誰にも言うべきでないと秀松に進言する。

 

 

 

 

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