アッパレ！あらすじあかんたれ

タイトル：アッパレ！　あらすじ　あかんたれ

続あかんたれ

第１２１話～第１３０話

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話数ひとことあらすじ

１２１ 　安造が店を買い戻した話がお久の耳に入り，お久は秀松を呼ぶ。お久はすぐ信じるが，秀松は話を疑い１日待つよう言う。秀松は糸子が買い戻したのではないかと疑っていた。
　次三郎は持ち金８００円を部屋に隠すが，愛子はその様子を覗く。次三郎と木下が組んでいたと知った愛子は次三郎の部屋に忍び込む。
　お久は次三郎に店買戻しのことを話し，相手が誰か調べるよう頼む。次三郎は安造が戻り悪事がばれるのを恐れ，木下を探しに町へ出る。
　富江は飲み屋街で音松によく似た鬼頭という男に声をかけ逆にからまれ，偶然居合わせた次三郎に助けを求めて一人逃げる。次三郎は何とか開放されるが，鬼頭に成田屋の娘だと知られてしまう。富江はヘトヘトになり家にたどり着く。

１２２ 　富江は泣きながら井戸水で足を洗っていると次三郎が帰ってくる。次三郎と富江は先程のことで言い争う。その様子を物陰から聞いていた秀松は富江の音松への思いを知る。
　次三郎が部屋へ帰ると，愛子が金を奪い待っていた。愛子に木下とグルだと知られた次三郎は，愛子から全部バラすと脅され，成田屋から出て行くよう約束させられる。愛子は次三郎から奪った金を「元々は店の金だが出所を聞くな」といい秀松へ渡す。
　翌日秀松は神社で米忠と会い，店の受取を断る。秀松は糸子が身売りして買い戻したことを見抜き，金は自分が返すから糸子をきれいなままにと内金８００円を差し出す。丁稚がとうさんを思う気持ちを聞き，米忠は「この相場に負けた」と秀松の申し出を受ける。
　金に困った次三郎は町で昨日の鬼頭を探し出し，富江を１０００円で売ると持ちかける。

１２３ 　秀松はお久に，店は米相場の米忠が買ったが，騙されて取られた店はゲンが悪いから元の持ち主へ返そうとしたのだと説明する。秀松は愛子には本当のことを告げ，昨日の金の礼を言う。
　次三郎は富江にこっそり会い，町で音松に会ったとうそを言う。次三郎から音松が築港の宿で待っていると言われた富江はうきうき。
　次三郎が何かたくらんでいると気付いた愛子は，次三郎にまだ出て行くなと釘をさす。次三郎は夜逃げしようとするが，愛子が外にいて出られない。

１２４ 　翌朝５時，富江は次三郎に言われたとおり人力車に乗ろうとこっそり家を出る。これに愛子が気付き，秀松に知らせ，二人で富江を引き止める。だがどうしても音松に会いに行くという富江に，愛子がついて行くことになる。この様子を次三郎が影から見ていたことに気付いた秀松は，高作をぼたんにあずけ二人の後を追う。
　築港旅館の手前で，愛子は富江にここで待つよう言い，愛子一人で部屋へ行く。だが富江はのこのこ部屋へ行ってしまい，二人は鬼頭と乾分に犯されそうになる。秀松が助けに入り逆に倒されるが，愛子が鬼頭の喉元に火箸をつきつけどうにかこうにか難を逃れる。
　３人は港で一息つく。秀松は富江に大阪駅へ音松を迎えに行くよう頼むが，富江は「秀松に笑われない大人になるまで会わない」と拒否する。

１２５ 　工場への引越しが終わり，秀松と孝助は新しい役割を発表する。営業部地方課課長に山中，営業部店内課長に尾形豆七，営業部長に直助，製造部長にみよ，賄い部長にお梅，支配人は孝助，ご主人は高作と発表。主人を高作にすることに皆反対するが，兄弟と呼ばれるため店の役にたたなければならない自分がどうして主人になれるかと秀松は説得。更に楠（音松）が東京で稼いだ１万円を見せ，皆に迷惑はかけないと説明し皆は納得。次に皆は愛子が一緒に住むことに反対するが，みよも説得に加わりまた皆納得。全員一丸となり秀松に従うことを誓う。そこへ捨吉がお久らを連れて来る。

１２６ 　お久，富江，愛子は工場の入り口で待たされる。出迎えて部屋を案内する秀松にお久は文句タラタラ。
　秀松に案内され富江が部屋へ入ると，そこには秀松らが待たせていた音松がいた。突然の再会に喜ぶ二人。だがそこへ富江を探してお久が来る。音松を見て驚くお久。こんなからくりがあったのかと怒り出て行くというお久を，孝助・秀松が説得。お久は音松が東京で稼いだおかげで工場ができたことを知る。店の皆もやってきて口々に音松を擁護。富江は次三郎に音松に会わせると騙されたことを話す。皆に説得され，ついにお久は好きにしろと言い部屋を出る。泣いて喜ぶ富江に皆もらい泣き。
　秀松が自分を姉と思う気持ちを知った富江は，ついに弟と認め「秀太郎」と呼び秀松の手を取る。「姉さん」と答え泣きつく秀松。

１２７ 　婚礼は年明けと決まり，富江は糸子に会いに行く。糸子は富江との会話で，米忠が店を返す件を秀松が阻止したことを悟る。富江は音松と結婚することを報告し，芸者を辞めて帰ってくるよう説得するが，秀松への意地を通そうとする糸子は首を縦に振らない。糸子は自分の分まで幸せになってと頼み立ち去る。
　富江を待ったいた音松は，うどん屋で無銭飲食してどつかれる次三郎を偶然見つけ助ける。次三郎はお久と男女の仲であることを音松に告げ，このことを富江にばらすぞと脅して音松から金を巻き上げる。音松は富江を見つけると，次三郎に会わせまいと富江の手を引き帰路を急ぐ。大金を得て喜ぶ次三郎だが，直後に乾分につかまってしまう。

１２８ 　次三郎は鬼頭と乾分にどつかれ，金を全部取られる。鬼頭は次三郎が何か金づるを持っているとにらみ，成田屋が騙された話を詳しく聞きだす。鬼頭は昔の子分（通称牛）の女である愛子がいると聞き，次三郎にもう一度実印を持ち出させようと考え，次三郎を仲間にする。
　そのころ安造は船底で木戸山にこき使われていた。台湾でさくら楼の女将が乗船する。木戸山を見つけた女将は，踏み倒した飲み代等を払うよう言うと，無一文の木戸山はこいつが払うと安造を指す。木戸山は安造を働かせて金を返そうというのだ。女将は，自分も１５年前に木下に騙されたことを話し，安造に木下が一流の詐欺師であると教える。木戸山は安造に女将の店で働くよういう。枕芸者を３０人抱えた料理屋だと聞き，安造は突然元気になり女将の肩をもみご機嫌を取る。

１２９ 　成田屋の新しい店は活気にあふれて秀松は元気。だが秀松は弟と認めたのはまた一人だけという思いを持っていた。
　秀松の気持ちを知る孝助は，秀松のため糸子に芸者をやめさせたいと音松に相談する。音松は今日富江が説得に行き駄目だったと答え，富江が説得の内容を説明する。富江はもうお姉ちゃんの思うとおりにさせようと言うが，何かひらめいた音松は逆に糸子に旦那をとらせようと言いだす。
　路の屋の女将は，つた路に墨問屋の旦那を紹介するが，つた路はさんざん旦那の悪口を言い断る。女将はわがままを言うつた路を怒るが，つた路は自分も糸路なみに扱えと逆切れする。
　２階へ上がったつた路はもっと年増の梅路と醜く言い争う。これを見た糸子は，女将に「あんなふうになりたくないので世話してくれる旦那を探してくれ」と頼む。

１３０ 　糸子は死んでも家に帰らない覚悟を延べ，旦那をとらせるよう女将に頼む。糸子の秀松への意地を知り，女将は糸子の願いを聞くと答える。
　重の屋の裏口で糸子はおすみに出会う。おすみは「成田屋では助けた方が小さくなって助けられた方が大きな顔をしている」と散々いやみを言う。お絹は「おかあさんが糸子に秀太郎のことを言うたびに秀太郎の苦労が無になる」とおすみを叱るが，おすみはとぼける。
　次の日，路の屋の女将がお絹の家に来る。女将は糸路に旦那を取らせるようお絹に言う。秀松の世話になる気がなく，成田屋へ戻る気がなく，芸子として一生送るなら若いうちにいい旦那を取らせる方がよいとお絹を説得。

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話数	ひとこと	あらすじ
１２１		安造が店を買い戻した話がお久の耳に入り，お久は秀松を呼ぶ。お久はすぐ信じるが，秀松は話を疑い１日待つよう言う。秀松は糸子が買い戻したのではないかと疑っていた。　次三郎は持ち金８００円を部屋に隠すが，愛子はその様子を覗く。次三郎と木下が組んでいたと知った愛子は次三郎の部屋に忍び込む。　お久は次三郎に店買戻しのことを話し，相手が誰か調べるよう頼む。次三郎は安造が戻り悪事がばれるのを恐れ，木下を探しに町へ出る。　富江は飲み屋街で音松によく似た鬼頭という男に声をかけ逆にからまれ，偶然居合わせた次三郎に助けを求めて一人逃げる。次三郎は何とか開放されるが，鬼頭に成田屋の娘だと知られてしまう。富江はヘトヘトになり家にたどり着く。
１２２		富江は泣きながら井戸水で足を洗っていると次三郎が帰ってくる。次三郎と富江は先程のことで言い争う。その様子を物陰から聞いていた秀松は富江の音松への思いを知る。　次三郎が部屋へ帰ると，愛子が金を奪い待っていた。愛子に木下とグルだと知られた次三郎は，愛子から全部バラすと脅され，成田屋から出て行くよう約束させられる。愛子は次三郎から奪った金を「元々は店の金だが出所を聞くな」といい秀松へ渡す。　翌日秀松は神社で米忠と会い，店の受取を断る。秀松は糸子が身売りして買い戻したことを見抜き，金は自分が返すから糸子をきれいなままにと内金８００円を差し出す。丁稚がとうさんを思う気持ちを聞き，米忠は「この相場に負けた」と秀松の申し出を受ける。　金に困った次三郎は町で昨日の鬼頭を探し出し，富江を１０００円で売ると持ちかける。
１２３		秀松はお久に，店は米相場の米忠が買ったが，騙されて取られた店はゲンが悪いから元の持ち主へ返そうとしたのだと説明する。秀松は愛子には本当のことを告げ，昨日の金の礼を言う。　次三郎は富江にこっそり会い，町で音松に会ったとうそを言う。次三郎から音松が築港の宿で待っていると言われた富江はうきうき。　次三郎が何かたくらんでいると気付いた愛子は，次三郎にまだ出て行くなと釘をさす。次三郎は夜逃げしようとするが，愛子が外にいて出られない。
１２４		翌朝５時，富江は次三郎に言われたとおり人力車に乗ろうとこっそり家を出る。これに愛子が気付き，秀松に知らせ，二人で富江を引き止める。だがどうしても音松に会いに行くという富江に，愛子がついて行くことになる。この様子を次三郎が影から見ていたことに気付いた秀松は，高作をぼたんにあずけ二人の後を追う。　築港旅館の手前で，愛子は富江にここで待つよう言い，愛子一人で部屋へ行く。だが富江はのこのこ部屋へ行ってしまい，二人は鬼頭と乾分に犯されそうになる。秀松が助けに入り逆に倒されるが，愛子が鬼頭の喉元に火箸をつきつけどうにかこうにか難を逃れる。　３人は港で一息つく。秀松は富江に大阪駅へ音松を迎えに行くよう頼むが，富江は「秀松に笑われない大人になるまで会わない」と拒否する。
１２５		工場への引越しが終わり，秀松と孝助は新しい役割を発表する。営業部地方課課長に山中，営業部店内課長に尾形豆七，営業部長に直助，製造部長にみよ，賄い部長にお梅，支配人は孝助，ご主人は高作と発表。主人を高作にすることに皆反対するが，兄弟と呼ばれるため店の役にたたなければならない自分がどうして主人になれるかと秀松は説得。更に楠（音松）が東京で稼いだ１万円を見せ，皆に迷惑はかけないと説明し皆は納得。次に皆は愛子が一緒に住むことに反対するが，みよも説得に加わりまた皆納得。全員一丸となり秀松に従うことを誓う。そこへ捨吉がお久らを連れて来る。
１２６		お久，富江，愛子は工場の入り口で待たされる。出迎えて部屋を案内する秀松にお久は文句タラタラ。　秀松に案内され富江が部屋へ入ると，そこには秀松らが待たせていた音松がいた。突然の再会に喜ぶ二人。だがそこへ富江を探してお久が来る。音松を見て驚くお久。こんなからくりがあったのかと怒り出て行くというお久を，孝助・秀松が説得。お久は音松が東京で稼いだおかげで工場ができたことを知る。店の皆もやってきて口々に音松を擁護。富江は次三郎に音松に会わせると騙されたことを話す。皆に説得され，ついにお久は好きにしろと言い部屋を出る。泣いて喜ぶ富江に皆もらい泣き。　秀松が自分を姉と思う気持ちを知った富江は，ついに弟と認め「秀太郎」と呼び秀松の手を取る。「姉さん」と答え泣きつく秀松。
１２７		婚礼は年明けと決まり，富江は糸子に会いに行く。糸子は富江との会話で，米忠が店を返す件を秀松が阻止したことを悟る。富江は音松と結婚することを報告し，芸者を辞めて帰ってくるよう説得するが，秀松への意地を通そうとする糸子は首を縦に振らない。糸子は自分の分まで幸せになってと頼み立ち去る。　富江を待ったいた音松は，うどん屋で無銭飲食してどつかれる次三郎を偶然見つけ助ける。次三郎はお久と男女の仲であることを音松に告げ，このことを富江にばらすぞと脅して音松から金を巻き上げる。音松は富江を見つけると，次三郎に会わせまいと富江の手を引き帰路を急ぐ。大金を得て喜ぶ次三郎だが，直後に乾分につかまってしまう。
１２８		次三郎は鬼頭と乾分にどつかれ，金を全部取られる。鬼頭は次三郎が何か金づるを持っているとにらみ，成田屋が騙された話を詳しく聞きだす。鬼頭は昔の子分（通称牛）の女である愛子がいると聞き，次三郎にもう一度実印を持ち出させようと考え，次三郎を仲間にする。　そのころ安造は船底で木戸山にこき使われていた。台湾でさくら楼の女将が乗船する。木戸山を見つけた女将は，踏み倒した飲み代等を払うよう言うと，無一文の木戸山はこいつが払うと安造を指す。木戸山は安造を働かせて金を返そうというのだ。女将は，自分も１５年前に木下に騙されたことを話し，安造に木下が一流の詐欺師であると教える。木戸山は安造に女将の店で働くよういう。枕芸者を３０人抱えた料理屋だと聞き，安造は突然元気になり女将の肩をもみご機嫌を取る。
１２９		成田屋の新しい店は活気にあふれて秀松は元気。だが秀松は弟と認めたのはまた一人だけという思いを持っていた。　秀松の気持ちを知る孝助は，秀松のため糸子に芸者をやめさせたいと音松に相談する。音松は今日富江が説得に行き駄目だったと答え，富江が説得の内容を説明する。富江はもうお姉ちゃんの思うとおりにさせようと言うが，何かひらめいた音松は逆に糸子に旦那をとらせようと言いだす。　路の屋の女将は，つた路に墨問屋の旦那を紹介するが，つた路はさんざん旦那の悪口を言い断る。女将はわがままを言うつた路を怒るが，つた路は自分も糸路なみに扱えと逆切れする。　２階へ上がったつた路はもっと年増の梅路と醜く言い争う。これを見た糸子は，女将に「あんなふうになりたくないので世話してくれる旦那を探してくれ」と頼む。
１３０		糸子は死んでも家に帰らない覚悟を延べ，旦那をとらせるよう女将に頼む。糸子の秀松への意地を知り，女将は糸子の願いを聞くと答える。　重の屋の裏口で糸子はおすみに出会う。おすみは「成田屋では助けた方が小さくなって助けられた方が大きな顔をしている」と散々いやみを言う。お絹は「おかあさんが糸子に秀太郎のことを言うたびに秀太郎の苦労が無になる」とおすみを叱るが，おすみはとぼける。　次の日，路の屋の女将がお絹の家に来る。女将は糸路に旦那を取らせるようお絹に言う。秀松の世話になる気がなく，成田屋へ戻る気がなく，芸子として一生送るなら若いうちにいい旦那を取らせる方がよいとお絹を説得。